リングのレビュー・感想・評価
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きっと来る!
冒頭の女の子は智子(竹内結子)と雅美(佐藤仁美)だったのね。洋邦問わず、やっぱりホラー映画ってのは後にブレイクする女優を使ってると実感。
TV版(1995)には恐怖感はかなわないと思うが、子供がビデオを見てしまうシーンは迫力があった。ここで鳥肌が立った!ストーリーも手探り状態のサスペンスといった感じで面白い。都合よく貸し別荘の井戸を見つけて水を汲み上げるが、それが解決にはならない点がいい。そして、もっとも良かったと思われるのは、ラストの松嶋菜々子。息子を救うためなら親をも利用するという、狂気に満ちている彼女が素晴らしい。
しかし、山村荘って旅館は山村聡を思い出してしまうじゃありませんか・・・しかも、2000年に亡くなってるし、、、、合掌。
私の好みにピッタリな映画でした。
観ると1週間後に謎の死を遂げる謎のビデオを巡り、主人公と元夫が奔走する物語。
元々ホラーが苦手でサスペンス好き。真田広之出演映画として鑑賞。私のような人間にはドンピシャな映画でした。
つまりホラーとしては、まったく怖くはないです。
逆に、サスペンスとして秀逸に感じます。過去の貞子の悲劇を交えながら、主人公達がビデオの真相に迫るストーリーはテンポもあり、観るものを引き寄せます。
クライマックスも驚きのある展開で、納得感がありました。
もはや怖くない
原点
アマゾンプライムで久々に鑑賞。
これを3とかにしてしまうと、ほかのホラーがそれ以下になってしまうので、
甘めに採点。
いま改めてみると、映画館で見た当時の怖さはさほどない。
もちろん子供だったというのもあるけれど、
一番大きいのはネタバレを食らっているということ。
「貞子がテレビから出てきて呪い殺す」
これを知っていて見るのと知らずに見るのでは、
緊張と緩和の度合いがまるで異なる。
公開当時は井戸から這い上がった時点でのろいは解けたという安心感からの、
貞子登場という性格の悪い流れ。
晴れやかなエンディングに見えて、
妙にまとわりつく違和感からの貞子、
そして母親の呪いにも似た愛情。
そういったものが前知識なしで連打された当時は、
複雑な感情、つまり恐怖だけではない感情から、
なんとも気持ちの悪いものを見たという印象でした。
今の世代が、半ばギャグ化された貞子の知識を前提に、
この映画を見てしまうことは、すごく残念だと思います。
とはいえ、演出などはやはりJホラーという言葉が生まれた原点のようなもので、
見て損はないかと思います。
伝説の始まり
今までゆるキャラになってみたり、Tiktokで踊ってみたりとすっかりネタキャラとなってる貞子さん。でも一番最初の本作ではしっかりホラーしてました。でもホラーというよりサスペンスかな?1週間っていう猶予があるのが、サスペンスを盛り上げます。
やっぱりテレビっという日常に普通にあるものから恐ろしい怨霊が出てくるっていう所が当時新しかったのではないでしょうか?テレビって生活の一部ですしね。そこから逃げられない呪いが来るって嫌過ぎる!
本作で一番最初に車の中で亡くなったカップル。当時はスマホ無かったでしょうし、貞子さんは何処から出てきたのでしょう?ナビかな?となると、貞子さんは狭い所からも出てこれるって事ですかね?そう言えば当時はブラウン管だったからまだしも、現代の薄型テレビだと隙間なくって出てくるの難しそう。4Kだと貞子さんがくっきりはっきり綺麗になったりするのでしょうか?
と、様々な疑問は残る訳ですが、本作はその後20年以上も続くコンテンツの幕開けであり、ジャパニーズホラーの旗手として日本の映画史にその名を刻んでいる事は間違いないでしょう。
初ホラー
"リング" シリーズ第1作。
テレビ大阪「年忘れロードショー」で鑑賞。
原作は未読。
人生で初めて観たホラー映画が本作でした。
確か6歳か7歳の時。テレビから這い出して来た貞子と真田広之を睨みつける白目に震え上がった記憶があります。
呪いのビデオの正体に迫っていく様がスリリングで釘づけになりました。その先に待っている意外な事実に戦慄!
ビデオの呪いを解く方法がえげつな過ぎました。子供を助けるために親を犠牲にしようとする松嶋菜々子、ヤバ過ぎます。
※修正(2024/04/24)
主人公しょっちゅう気絶しがち
久々に観ても面白い
20年前に公開され、自分が観るのは15年以上振り。
夏になってもテレビは怖い話をしなくなったので、動画配信で鑑賞。
冒頭に竹内結子と佐藤仁美が出ているので、思わずテンションあがる。佐藤仁美、変わってない。
展開も結末も全部知っているのに恐怖を感じるし、古臭くない。
こういう映画を良作とか傑作とか呼ぶんだろう。
テレビから出てくる貞子はあまりにも有名で、笑いのネタにまでなってるので、そこは…まあしょうがない。
当時のように、『らせん』と二本立てで観て欲しい作品。
ハリウッド版と見比べてみた
怖面白い
色っぽい
母親の行動が気に入った
総合80点 ( ストーリー:75点|キャスト:75点|演出:80点|ビジュアル:75点|音楽:75点 )
私は徹底した科学の信奉者で非現実的なものを一切信じないので、この手の作品はあまり興味がない。呪い・怨念といったものが大きな役割をするものを斜め上から見てしまうし、基本的にそういうものに恐怖を感じない。初めて観た時は適当に流しながらで、たいした盛り上がりもなく結末近くになって有名な貞子のテレビの場面でやっと少し面白くなってきたなと思ったら終わってしまっていたという程度だった。
今回は改めて最初から物語を追いながら観てみたが、恐怖映画としてだけでない視方もあって意外と面白く感じた。呪いの謎解きについてはそれほどでもなかったが、母親役の松嶋奈々子が自分の子供のことでは迷わず全てを犠牲にしようとする態度が潔かった。子供が呪いのビデオを観ているのを発見した場面の演出は衝撃で、その衝撃ゆえに後でこの呪いを解くためには何でもするのだという決意を持つことを納得させるだけの重要性を持っていた。母子家庭でも良き社会人・母親として日々過ごしているようで、子供のためには元夫と父親をためらわず犠牲にしてもぶれない狂気の母親役が気に入った。
実際は彼女の作戦が上手くいくかどうか全くわからないまま結末を迎える。しかしもし一週間以内に他人にビデオを見せればいいのならば、二人で一週間ごとに交互に観ればいいのではないかと思うのだがどうだろうか。
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