借王3
解説
借金に苦しむ3人組が、ゼネコンと大物総会屋を相手に大がかりな詐欺を試みる金融シリーズの第3弾。監督は前作で和泉聖治と共同監督した香月秀之。土山しげると平井りゅうじによる同名コミックを、「借王」「借王2」に参加した松本功と、岩瀬勝巳が共同脚色。撮影も前作と同じく鈴木耕一があたっている。主演も前作同様、哀川翔、志賀勝、夏樹陽子の3人。なお、本作は「借王4」と同時上映された。
1998年製作/95分/日本
ストーリー
借金に苦しむいつもの3人組。そんなある日、元暴力団組員・高石が産業廃棄物処理場施設建設を強引に押し進めるミヤノ建設の前で反対運動の先頭を切っているのを見つけた難波南署の刑事、水沼。金の臭いをかぎつけて玲子と脅しをかけに行くが軽くあしらわれる。ミヤノ建設のバックには超大物総会屋・堂島銀次郎がついていたのだ。落ち込む水沼。だが、玲子は違う意味で何かを考えていた。応対に出たミヤノ建設の伏見は、玲子の高校時代の同級生だったのだ。そんなとき、安斉の学生時代の友人であるミヤノ建設の佐古が死んだ。産廃処理場の件で、全てを一任していたが故に様々な嫌がらせを受けていたという。そして、高石も死んだ。様々な状況から判断して犯人が堂島銀次郎であると断定した3人は、会社をやめて借金生活に入った心優しい伏見ともども、堂島をはめることを計画する…。