ワイルド バンチ オリジナル・ディレクターズ・カット
劇場公開日:1998年1月17日
解説
過激にして鮮烈な暴力描写で知られる名匠サム・ペキンパーの代表作にして、アメリカ映画史に新たな地平を切り拓いた映画「ワイルドバンチ」の監督編集版。脚本はワロン・グリーン。撮影は名手ルシエン・バラード。音楽はジェリー・フィールディング。出演は「サンセット大通り」「慕情」のウィリアム・ホールデン、「浜辺の女」「ダラスの熱い日」のロバート・ライアン、「マーティ」「北国の帝王」のアーネスト・ボーグナインほか。96年東京ファンタスティック映画祭でも特別上映された。
1969年製作/145分/アメリカ
原題または英題:The Wild Bunch
配給:ケイブルホーグ
劇場公開日:1998年1月17日
ストーリー
1913年、テキサスとの国境の町。パイク(ウィリアム・ホールデン)をリーダーに、ダッチ(アーネスト・ボーグナイン)ら5人組は鉄道の駅舎で、突如、物騒な強盗作業を開始。まんまと事を運んだかにみえたが、鉄道会社の経営者が雇った3人の腕ききガンマンたちに逆襲されて大混乱。こちらのリーダーは仮釈放中のソーントン(ロバート・ライアン)である。パイクたちが再び集まったのは老ガンマンのサイクス(エドモンド・オブライエン)の牧場だった。そしてサイクスも仲間に割り込んできた。再び旅が始まった。ソーントンとバウンティハンターたちが追う。1ヵ月以内にパイク一味を捕まえればソーントンの罪は帳消しになるのだ。やがてパイク一味はメキシコ人の小さな村にたどり着く。そこは一味の1人、エンジェルの故郷だ。だがエンジェルの恋人テレサが、マパッチをリーダーとする野盗の群れに掠われた。一味は彼を追って、さらに奥地へ。だがパイクもマパッチも、悪党であることに変わりはない。やっとのことで追いつき、商談らしきものが成立したが、そこは双方だまし合い。あげくの果てに悪と悪との壮烈な戦いとなり、すべてが死に絶えるというさま。そこへソーントンの一行がやって来た。死体をめぐって仲間割れ。ソーントンだけが生き残った。だが、そこへ現れたのが、サイクス老人だ。彼はパイク一味の仲間入りしたにもかかわらず同行せず、すべてが死んだ後に1人でやって来て、原住民と商取り引きを始めた。金のないソーントンなど手を出すすべもない。悪の中でも最高の悪が勝った開拓時代の1エピソードである。
スタッフ・キャスト
- 監督
- サム・ペキンパー
- 脚本
- ウォロン・グリーン
- サム・ペキンパー
- 原案
- ウォロン・グリーン
- ロイ・N・シックナー
- 製作
- フィル・フェルドマン
- 撮影
- ルシアン・バラード
- 音楽
- ジェリー・フィールディング
- 編集
- ルー・ロンバード
- 字幕
- 高瀬鎮夫