フランク・ロイド・ライトと日本の美術

劇場公開日:

解説

アメリカが生んだ20世紀を代表する近代建築の巨匠フランク・ロイド・ライトと日本の美術との知られざる関係にスポットを当てた日米合作のドキュメンタリー。監督は「フランク・ロイド・ライトの落水荘」「落水荘:ライトと弟子たち」に続くライト3部作として本作を手掛けたケネス・ラブ。16ミリ。97年度キネマ旬報文化映画ベスト・テン第9位。

1997年製作/32分/日本
劇場公開日:1998年6月20日

ストーリー

ライトは旧帝国ホテルの設計者として日本人にとってもなじみの深い建築者だが、彼が優れた浮世絵のコレクターであり、今世紀初頭のアメリカにおいて日本文化の紹介に大きな役割を果たしていたことはあまり知られていない。1905年に初来日したライトは、自然と建物の調和を目指していた彼自身の理想形を日本の美学のなかに見いだした。そして、数ある日本の芸術のなかでもその美学を最も体現し、彼を魅了してやまなかったものが浮世絵だったのである。1959年にこの世を去ったライトの秘蔵コレクションをキャメラにおさめながら、彼の弟子たちや研究者による証言と、生前のライトの姿を捉えた貴重な映像などを交えて、日米の芸術の交流を記録していく。

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