美しき豹
劇場公開日:1948年3月16日
解説
「いつの日か花咲かん」「運命の暦」に次ぐ市川久夫の企画に、脚本は同じく「いつの日か花咲かん」の棚田吾郎、同じく監督は「花咲く家族」「幸福への招待」(新東宝)の千葉泰樹、いずれも「花咲く家族」以来の顔合せ。カメラは「蝶々失踪事件」の高橋通夫がそれぞれ担当する。「運命の暦」につぐ相馬千恵子に「愛情診断書」の花井蘭子「蝶々失踪事件」の岡譲二の二人は「命ある限り」(東宝)以来の顔合せ。その他河津清三郎、新人三枝陽子、船越英二が共演する。製作タイトル「女の家」。
1948年製作/87分/日本
配給:大映・東京
劇場公開日:1948年3月16日
ストーリー
とに満ちた博子の反対で、ついにその話はお流れとなってしまった。しかし博子の一時の金もうけの面白さに夢中であった期間はそう長くは続かなかった。警察に拘留されすっかりしょげ返った博子を迎えにきてくれたのは意外にも吉田だった。いかにがんこな病床中の克己にも吉田の好意のわからぬ訳はなく口ごもりながら吉田に「わしが好意をもったらどうします」とテレ臭そうにいうのだった。日曜の陽射しを浴びて人出の動物園を行くのはいうまでもなく、娘みさを夫婦と、吉田浪江に手をひかれた寛一のうれしげな姿だった。
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