パッチンして!おばあちゃん

劇場公開日:

解説

「パッチン!」というまばたき以外に外界とのコミュニケーションの手だてを失っている寝たきりのおばあちゃんと、ひとり娘や周囲の人々との交流を描くアニメーション。実話をもとにした関丕の『光のなかの生と死』(朝日新聞社・刊)が原作。監督は辻伸一、作画監督は岡田敏靖、脚本はむかひらすすむが担当。

1992年製作/90分/日本
配給:ギャガ・コミュニケーションズ
劇場公開日:1992年10月3日

ストーリー

金沢の教育センターに勤務する北島ひろは、脳血栓で自宅療養中の母、ヤスエと2人暮らしだったが、ある日ヤスエが発作で倒れ入院する。不眠不休の看護を続けたひろ自身も疲労で倒れてしまった。だが病院の事務員でひろの教え子の山下利絵の呼びかけで、ひろたちの友達や知り合いが交替でヤスエの付き添いにつくようになる。ヤスエは視覚と聴覚を除いて全身が麻痺していたが、まばたきで送る「イエス」「ノー」の2つの信号によるコミュニケーションを通してみんなと「会話」を交わすようになり、ふれあいの輪が広がっていった。クリスマスの夜、キャンドルを持った人々が集まる病室で、ヤスエは持てる力をふりしぼって力強い声を発してみんなを驚かす。それは「ありがとう」の「あ」という言葉だった。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

2.0アニメーションで介護を描く

2019年9月9日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:試写会、映画館

悲しい

幸せ

看護の現場や実際に介護している立場で深刻な悩みを持つ人には勧められないと思う。
そう言う意味で内容は非常に優しいつくりになっている。
アニメ故にある意味ファンタジーに見えるのだ。
悪い作品ではないし、当時はアニメでこのテーマを取り上げた作品は無かったと思う。

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うにたん♪(DCPにも抜け穴あるんだ)