地下街の弾痕

劇場公開日:

解説

大映京都が国家警察大阪管区本部の指導をうけて製作する密輸団検挙に活躍する警官隊の労苦をえがいた映画。企画は辻久一、監督は森一生、何れも「紅蓮菩薩」、脚本柳川真一、撮影石本秀雄は共に「最後に笑う男」のスタッフ。出演者は「最後に笑う男」でデビューした二本柳寛、京マチ子「静かなる決闘」の志村喬「最後に笑う男」の伊達三郎「地獄の貴婦人」の高田稔「わが恋は燃えぬ」の菅井一郎「白髪鬼」の大友柳太朗「黒雲街道」の阿部九洲男ら出演。

1949年製作/85分/日本
配給:大映
劇場公開日:1949年5月2日

ストーリー

深夜の大阪駅地下街で一つの殺人がある。被害者の身許を調べるうち意外にも彼は事件担当の新聞記者関口の妹でかつて婚約の皆川刑事を裏切って金の為の結婚をしたみち子の夫金子であることが判る、金子の会社というのが幽霊会社であることからそこの課長と称する勝見を調べて行くうち彼の背後には相当の大物があることが捜査本部でも判って来た。ひんぴんと発生する貨車盗難事件、金子の殺害に使われた外国製で未輸入のけん銃、金子が無電技師だったことなどからその大物こそ国際的な密輸団であると捜査本部は色めきたつ、皆川刑事は賊の連絡がキャバレー・コンガで行われていることを知りそこに乗りこんで女給になったみち子を口説いている貴金属商会の社長古賀を発見する。実業界、政界を牛耳っている有力者古賀こそ密輸団の首かいで一切の悪の下手人だったのである、しかしそこで油断した皆川は賊の一味にみち子と共に何処にか拉致されてしまう。その頃短波無電の怪信号をようやく解読した捜査本部では密輸団の集合を機に一網打尽すべく総出動する。激しい銃弾の雨をぬってみち子をかばいながら皆川は警官隊にとび込み団長は古賀だと知らせ逮捕に活躍する、彼らは一そうされ団長古賀も捕えられ一味はことごとく根絶される。

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