唐人街の鬼

劇場公開日:

解説

マキノ光雄の製作で、佐々木味津三の原作から「春怨」の井上金五郎、「風雲児」の若尾徳平が共同で脚本を書き、「若様侍捕物帳 呪いの人形師」の中川信夫が監督し、「又四郎笠」の藤井春美が撮影に当っている。出演者は、「豪快三人男」の市川右太衛門、「水戸黄門漫遊記 飛龍の剣」の月形龍之介、「無国籍者」の宮城千賀子などに、加藤嘉、山口勇、花菱アチャコ、その他俳優座の井上由利子という新人が出演。

1951年製作/81分/日本
配給:東映
劇場公開日:1951年9月7日

ストーリー

幕府がキリシタン信者をその子供まで共に海外へ追放した時代のこと、日本で唯一の開港場長崎では、黄金の小判を狙う怪盗が横行して、幕府からオランダなどへ手交される公金が頻々と強奪された。そこへ江戸で旗本退屈男と名を売った早乙女主水之介がひょっこり姿を現した。いわずと知れた秘密の使命を帯び長崎の悪を一掃するためであった。長崎奉行会我内記の家に居候しているが、ある夜浜通りで救った混血娘加代の口から、沖に入港中の唐人船恒順丸の荷主陳雲龍が、実は日本人で、ジャガタラきってのゴロツキだという事実を知った。その手づるをたぐって、主水之介は、与力通役森川や貿易取締りの六崑屋が黄金の密輸出をしていることをさぐり、恒順丸の甲板で森川を捕えた。一方加代は実母が料亭メルミン亭の女将お谷であることを知り会いに行く。折からここで酒宴中の六崑屋、悪奉行拓植は加代が悪事の生証人であるためにこれを殺そうとするが、さすが悪性女でも母は母、お谷は加代をかばって彼等に殺される。そこへ主水之介が乗り込み、加代を救うと共に、加代、森川の生証人をもって悪人共を一掃した。

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