東宝シヨウボート
劇場公開日:1946年10月1日
解説
PCL時代より東宝にいたる迄数々の音楽映画に織り込まれた思い出の詩集。
1946年製作/53分/日本
配給:東宝
劇場公開日:1946年10月1日
ストーリー
ここは東京アミューズメントセンターの大劇場。これから東宝ショウボートは開幕されようとして東宝管弦楽団の演奏するボールドヘッドは黄昏の巷街の雑踏まで鳴りわたっている。劇場前に最前から泥にまみれたけがれない少年(高峰秀子)が立っている。彼は靴磨きの少年である。この賑やかな音楽の響きは幼い少年の夢をかきみだすのであった。がしかし彼は入場するだけの金を持っていなかった。なんとか誤魔化してと思ったが、怖い劇場守衛(岸井明)の眼がひかって、そのたびに追い出されるのである。この様子を東宝トップスター(入江)は眺め、自分のマントの下に少年を入れてやり一緒に入口を通らせたのである。少年の夢は、ここに眼前に展がり、東宝ショウボートはいよいよ開幕される。PCLより東宝に到るまで、数々の音楽映画に織込まれた思い出は、ほとばしり出る泉の如く甘い音楽に集まって展開されて行く。
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スタッフ・キャスト
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