おヤエの女中と幽霊

劇場公開日:

解説

おヤエの女中シリーズの第五篇。「おヤエのあんま天国」の高橋二三の脚本を、「俺は淋しいんだ」の小杉勇が監督し、「おヤエのあんま天国」の峰重義が撮影した。

1959年製作/52分/日本
配給:日活
劇場公開日:1959年7月12日

ストーリー

女中のおヤエは奉公先を探しまわるが、どこでも雇ってくれない。一匹の黒猫を連れているからだ。その猫は、前の奉公先の御隠居菊乃婆さんの形見で、菊乃から時価十万円のダイヤを養育費代りに取っているので、捨てるわけにはいかないのだ。ようやくクロをバスケットに隠して鍋山家へ就職することができた。桃子という娘と台所にいた時、不思議なことが起った。ビールの栓が自然にはずれたり、料理が消えて失くなったり、水道の水がひとりでに出てくるのだ。おヤエは驚いて手にした皿を割った。その皿は、鍋山家先祖伝来の家宝だった。桃子はおヤエをかばった。桃子は主人の武之が芸者に生ませた娘だったので、リエ夫人から冷い仕打ちを受けているのだ。今度は、武之にクロが見つかってしまった。仕方なくおヤエは捨てに行ったが、と菊乃の幽霊が出て来た。おヤエは一計を案じて、クロを犬猫病院に入院させた。桃子は貿易会社の社長と称する葛原という男との縁談を持ちこまれて困っていた。おヤエは、見合の最中、猫を使って幽霊を呼び出しブチこわした。おかげでクビになった。桃子が後を追って家出した。おヤエは桃子と恋人の五郎の結婚をとりもつことになり、ダイヤを売った。ところがこれは二千円なりの代物だった。一方、葛原が密輸団のボスであることが分り、リエと桃子の間も円満解決となった。が、葛原が拳銃を片手に押入った。この場も幽霊の活躍で、葛原を撃退した。桃子と五郎は結婚式を挙げた。

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