警視庁物語 顔のない女
劇場公開日:1959年2月18日
解説
東映お馴染の警視庁物語シリーズの第九話。「濡れた瞳」の長谷川公之の脚本を「今は名もない男だが」の村山新治が監督、「母と娘の瞳」の高梨昇が撮影した。
1959年製作/74分/日本
原題または英題:Dismembered Corpse
劇場公開日:1959年2月18日
ストーリー
土曜日の午後--人々が憩いと喜びのうちに平和なひとときを楽しむ間にも犯罪は起り、刑事たちからその休日を奪う--。惨たる兇劇--荒川土手に女のバラバラ死体が上る。死体は胴の部分だけ。そのうち対岸に両足が発見された。解剖の結果同一人物の胴と足であることが判明した。しかも被害者は三十歳前後の女、死亡推定日は三日前、死体は絞殺後切断されたこと、足の長さから身長は一米五五センチ、卵巣の手術の跡……等のことが同じく判明した。唯一の手掛りとも云うべき証言--新荒川大橋で三日前「5す21……」と云うナンバーの車から一人の男が何かを投げ込もうとしていた--も実験の結果は芳しいものではなかった。ついに手と首が発見されたが腐敗がひどく人相は分らず相変らず身許がわれない。死体の顔から出た義歯と隆鼻用の象牙、それに自動車のナンバーをたよりに刑事達の足が四方に飛ぶ。歯科医により被害者はキャバレーの女給小沢初江と分った。先ず初江と関係のあった成田が線上に浮上るが成田にはアリバイがある。次に自動車のもとが分り、張り込んだ刑事の手で車の主、吉岡が捕えられた。が、吉岡にはひき逃げやハンケチタクシーの余罪はあったがこの事件の真犯人ではなかった。しかし事件当夜仙ちゃんと云う男に車を貸したと云う吉岡の妻の証言によって、仙ちゃんこと米倉仙三と云う性格異常の男が事件の表面に浮かび出た。遂に仙三の巣、「ダルマ船酒場」が明るみに出た。一方仙三の家を洗うと、被害者のハンドバッグと血痕を発見、仙三が初江の預金何十万を引出した事が判明した。やがて愛人キミ子と密会するために岸壁にやって来た仙三と張込む刑事との息づまる闘いの後、仙三の腕に手錠が深々と喰い込んだ。
スタッフ・キャスト
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捜査課長松本克平
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捜査主任神田隆
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長田部長刑事堀雄二
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山村刑事南廣
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林刑事花沢徳衛
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金子刑事山本麟一
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渡辺刑事須藤健
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高津刑事佐原広二
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法医技師片山滉
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水上艇の係員岩上瑛
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米倉仙三潮健児
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印半纏の男久保一
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写真を売る若い男小林寛
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成田今井俊二
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吉岡杉義一
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よし子谷本小夜子
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キミ子星美智子
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令子佐久間良子
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令子のフィアンセ松本幸治
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香村の妻沢村貞子
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ヒサ子浦里はるみ
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久美子川崎羚子
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サリイ小宮光江
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サリイの母戸田春子
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パリス化粧販売部長高橋とよ
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パリス化粧セールスマン成瀬昌彦
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解剖医浜田格
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歯科医加藤嘉
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釣人広田新二郎
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漁師風の男皆川一郎
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アパートのおかみさん菅井きん
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院長風の男白河青峰
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小間物問屋の店員豊野弥八郎
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バスの中の男関山耕司
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整形病院の看護婦山本緑
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ストリップ劇場の支配人滝謙太郎