青春航路

劇場公開日:

解説

四人の女学生を主人公にして宝塚映画初の色彩・大型明朗篇。「森繁の僕は美容師」の共同脚色者の一人、長瀬喜伴と「青空娘」の白坂依志夫が共同脚色「森繁の僕は美容師」の瑞穂春海が監督した。主演は「大当り三色娘」の江利チエミ、「続サラリーマン出世太閤記」の団令子、「太夫さんより 女体は哀しく」の環三千世、「花嫁は待っている」の小泉博、扇千景、「青い山脈(1957)」の宝田明。ほかに夏亜矢子、江原達怡、アチャコ、伊藤久哉、黛光など。色彩はイーストマンカラー。パースペクタ立体音響。

1957年製作/94分/日本
原題または英題:The Green Voyage
配給:東宝
劇場公開日:1957年12月1日

ストーリー

女子高校生の庄司トシ子、藤田まり子、本間和子の三人は級友の古賀春子を訪ねて大阪にやって来た。無銭旅行のため往復の切符しかもたない三人は、小遣稼ぎに春子の父の会社の野球の応援に出かけた。勝てば思い通りのお小遣をもらえたのに、相手チームの清水の逆転ホーマーに敗れてだめになった。しかし会社の宣伝に役立ったお礼に、祇園見物をさせてもらった。トシ子たちはこのことを別府の級友江藤寿美子に報せた。寿美子の返事で姉の雅子が大阪にいるのを知り、みんなで別府に行くことになった。神戸から出航した四人は、船中で清水や母校の先輩竹中に会った。トシ子たちは宿敵の清水に近づかぬよう、雅子に忠告した。四人は竹中から恩師枝川先生が九州阿蘇で新しい村作りをしていることを知って、みんなで訪ねることにした。別府に戻った早々、雅子は見合の席で、その相手がなんと清水であるのにビックリする。数日して四人が枝川先生の村につくと、ちょうど村は文化祭で、トシ子は大阪の級友雪村いづみを呼んで、みんなで参加することになった。トシ子やいづみたちの大コーラスは、阿蘇の山々の壮大な景観の中に、高く響き渡った。

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