無敵社員
劇場公開日:1957年3月27日
解説
「喧嘩社員」の続篇。スタッフ、キャストともに前篇と同じ。
1957年製作/61分/日本
劇場公開日:1957年3月27日
ストーリー
スカウトの私は商売の鬼恐る恐るながら内野の車を追いました。が、谷と野本の二人の腕力は物凄く暴力団の主力をのし、傍の内野にせきたてられ車に乗ってしまいました。しまった!と私は思ったが、しかし続いて乗ろうとする内野の鼻先でドアはパタン。私は内野の情ない顔に吹出しました。さて、私は例の偽令嬢を通じて二人と接触を保ちましたが、彼らは依然、野球人としてでなく社会人として認めて貰おうとデパート勤めを大切にし、二枚目の谷はサービス係で地中海の情熱を秘めた好男子といわれ月給四万円、女に無縁の野本はアフリカ的といわれ月給二万円で倉庫番をやっています。二人の志操堅固には私も頭が痛いのですが、その上どうやら例の偽令嬢利江がミイラになって野本に惚れたらしいのです。ところが好機到来。ある日、野本と利江が箱根へドライブとの情報。私と球団代表の球田はすかさず後を追い、ミイラに活をいれて色仕掛で野本を酔わせ、二人分の契約署名をとったのです。やれ一段落とそれから二日後、突然谷が現われ金を叩き返し、私は彼のストレートでノックアウト。これでスカウト対百万弗バッテリーの血眼の試合も暫く休戦。そしてこの間、彼らは地主問題解決の功でそれぞれ課長となり、おまけに野本は利江と結ばれ、谷は行きつけの呑み屋いや飯屋のお千加ちゃんと結ばれ目でたく社会人としての自信と幸福を獲得しわたけです。が、こっちは目でたいどころか、昼夜兼行の努力が総てこれパー。
スタッフ・キャスト
-
谷高倉健
-
野本山本麟一
-
千加浦里はるみ
-
千代中原ひとみ
-
沢木社長須藤健
-
娘銀子小宮光江
-
池田総務部長神田隆
-
広尾優子三條美紀
-
竹内部長十朱久雄
-
ヒロ子岡田敏子
-
下宿のお婆さん桧有子
-
光子古賀京子
-
球田代表斎藤紫香
-
飛島スカウト花沢徳衛
-
内野スカウト杉狂児
-
外野スカウト高原秀麿
-
野津利江日野明子
-
勝二今井俊二
-
山浦源清川玉枝
-
スリの庄太大東良
-
スリの権太佐原広二
-
スリの仁太杉義一
-
東洋製鉄人事課長沢彰謙
-
審査員洋子若木悦子
-
審査員康子芳川京子
-
暴力団の鉄萩原満
-
アナウンサー松本隆平
-
魚河岸の若い衆滝島孝二
-
大東鋼材の社員A北峰有二
-
大東鋼材の社員B瀬川純
-
レストランレジスター芥川笑子
-
女事務員浅岡すみ江
-
ゲジゲジ組の親分藤井貢
-
まむしの玄岩城力
-
若い女A萩原利子
-
若い女B稲植徳子
-
記者A潮健児
-
記者B中村勝利
-
古寺の住職志摩栄