お転婆三人姉妹 踊る太陽
劇場公開日:1957年1月1日
解説
「月蝕」に次いで井上梅次が脚本・監督にあたるミュージカル・コメディ。撮影も同じく岩佐一泉。主な出演者は「飢える魂」の轟夕起子、ジャズ歌手のペギー葉山、「人間魚雷出撃す」の芦川いづみ、「愛は降る星のかなたに」の浅丘ルリ子、「月蝕」の三橋達也、「牛乳屋フランキー」のフランキー堺、「人間魚雷出撃す」の石原裕次郎、長門裕之、「若の花物語 土俵の鬼」の青山恭二。ほかに岡田眞澄、大坂志郎、キドシン、丹下キヨ子、ジョージ川口らが共演、また月丘夢路以下日活のオールスターが特別出演する。
1957年製作/83分/日本
配給:日活
劇場公開日:1957年1月1日
ストーリー
ミュージカル作者だった父滝伸太郎亡きあと、母親と暮している三人姉妹。長女春子は大学生でバンド歌手、次女夏子は美人を志すバレリーナ、末の秋子は哲学者でガッチリ娘。この三人がお母さんの苦労を少しでも柔げるにはおむこさんをみつけるのが一番と考えたが適任者なし。そこに現われたのが秋子の高校へ赴任して来た轟先生で、校長が太鼓判を押すほどの立派な男性。早速、酒屋の大助君のオートバイで帰って来た秋子の報告に、姉妹は一計を案じて、秋子が仮病を使って先生を家に連れて来て首実検。結果OKで、三人の活躍がはじまる。母を美容院へ送り込み、用意万端整えて二人を逢わせる事に成功、首尾は上々らしい。そこに又吉報が訪れる。日東ミュージカルの演出者吉田が滝伸太郎を偲ぶショウのヒロインに春子をという申込みを持ってやって来る。やがてジャズ・オン・パレードの幕が上り、明るく踊る姉妹を、先生と並んで見入るお母さんの顔があった。