戦争と将軍
劇場公開日:1954年
解説
昭和十七年度に公開された日活映画「将軍と参謀と兵」の改訂版。故阪東妻三郎が主演し、かつての二枚目俳優中田弘二や性格俳優の押本英治、ソ連から未帰還の滝口新太郎などが出演。
1942年製作/日本
劇場公開日:1954年
ストーリー
昭和十六年夏、北支戦線では土岐原兵団は山西の山岳地帯にいる敵の大軍を包囲しようとする。矢垣参謀は主力を左翼に移す作戦を主張し、杉参謀は糧秣補給の情況から反対、激論を交わしたが、兵団長の決断で矢垣の意見が採用された。兵団は不眠不休で山を越え、挺身隊は先発して包囲線を作ろうとする。右翼の有田部隊は弾薬の補給がとだえ、戦闘司令部も残敵に逆包囲されて危険に陥る。通信機も破壊された。杉参謀は味方の戦車隊に連絡のため、少数の部下とともに、馬に乗って敵陣を突破する。杉は途中で敵弾を受けて戦死した。しかし彼の部下はついに戦車隊との連絡に成功する。戦車隊は杉の屍体を乗せて残敵を追払い、司令部に到着した。一方、有田部隊には空中から弾薬が投下され、ここに包囲された敵の大軍は全滅の被害をうける。司令部は杉の遺骸を護りつつ、更に新しい戦場へ向って前進する。だが戦いは敗れ果てた今、杉の遺骨を抱いて故郷へ帰る汽車の中で、金井の瞼は泪にぬれていた。
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スタッフ・キャスト
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