サラリーマン目白三平 女房の顔の巻

劇場公開日:

解説

中村武志の原作を、「僕は独身社員」の松木ひろしが脚色し、「非情都市」の鈴木英夫が監督したサラリーマンもの。「恐妻党総裁に栄光あれ」の小泉福造が撮影した。パースペクタ立体音響。

1960年製作/80分/日本
配給:東宝
劇場公開日:1960年6月22日

ストーリー

目白三平は、国鉄本庁の厚生課に勤める平凡なサラリーマンだ。彼の顔見知りに証券会社に勤める富田がいた。富田は、バー「ブルーパール」の女給つぶらにプレゼントする目的で洋装店で派手な洋服地を物色中、夫人に発見された。そこへ、折よく目白が来あわせた。富田は派手な服地を目白に渡し、目白が文子夫人のために買った布地と交換して虎口を逃れた。目白はさらに富田の依頼で布地をつぶらに届けることになった。つぶらから富田に渡すようネクタイをたくされた。目白はこのネクタイを手渡すために街角に立っていた。近所の海野夫人に見られ彼女は文子夫人にご注進に及んだ。男なんて浮気の虫の保菌者だから気をつけなくてはと。文子夫人は目白を疑いの目で見るようになった。しかし、つぶらの恋人は富田でも、いわんや目白でもなかった。高山という青年で、彼の母高良夫人と文子夫人とは親しい間柄だった。高良夫人は高山を猫かわいがりにかわいがった。高山はレジスタンスを試みた。母の作った弁当を目白に渡し、夕方空箱を目白から受けとって帰った。しかし、やがて一切のことが明るみに出、すべては丸く治まった。文子夫人は目白の行動を理解し、高良夫人も高山の恋人つぶらの愛らしさにうたれた。目白は高山とつぶらの結婚式に出席した。

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