対決(1967)
劇場公開日:1967年9月6日
解説
「嵐来たり去る」の池上金男と舛田利雄が共同でシナリオを執筆し、舛田利雄が監督したアクションもの。撮影は「君が青春のとき」の萩原憲治。
1967年製作/95分/日本
原題または英題:Friendly Enemies
配給:日活
劇場公開日:1967年9月6日
ストーリー
大正末期。上州富河原一帯に勢力を張っている芝寅一家は新興やくざの高安一家に押され気味だった。芝寅は次々と縄張りを荒されるに及んで、ついに殴り込みを決意し、それを銭山にまかせた。銭山は代貸清太郎の弟直二郎や客人の満州常を率いて高安一家に殴り込んだ。彼らは高安と代貸益子を逃がしたものの、勝負は芝寅一家の勝利に終った。しかし翌日、芝寅の宴会の席に高安とその残党が殴り込み、電灯の消えた暗闇の中で芝寅と高安が殺された。このため直二郎は清太郎の命令で、一切の責任を負って自首したのだった。--それから六年後、出所した直二郎が帰ってみると富河原は手を結んだ金山と益子に支配され、清太郎は乞食同然に放り出されていた。しかも直二郎と相思相愛の仲だったおしんは銭山によって遊廓に売られ直二郎に会うと自殺してしまった。怒った直二郎は暴れ回ったが、益子に捕われて悽惨なリンチを受けた。それを見た銭山はさすがにとめようとしたが、益子は狂気のように直二郎を痛めつけるのだった。しかし、直二郎は益子の洩らした言葉から、芝寅を殺したのが、銭山に命ぜられた満州常であることを知った。その満州常は、かつての殴り込みの際、直二郎に命を助けられた恩を返すため、彼を益子のリンチから救い出したのだった。芝寅の死にからんで対立する二人の間に、友情が芽生えたのはその時からだった。一方、仲間割れで益子を殺した銭山は直二郎を逃がした満州常を怒って捕えたが、今度は直二郎が救い出した。直二郎は芝寅の本当の仇は銭山とばかり斬りつけたが、銭山のとどめを刺したのは清太郎だった。銭山の子分らが、彼らと手を切った満州常と、直二郎に倒されたのはその直後だった。
スタッフ・キャスト
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満州常小林旭
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大竹直二郎高橋英樹
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大竹清太郎中谷一郎
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おしん北林早苗
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お光和泉雅子
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芸者小吉三条泰子
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銭山亀吉青木義朗
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益子健玉川伊佐男
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島崎久七久遠利三
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芝田寅吉安部徹
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きく新井麗子
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繁やん武藤章生
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加納司法主任葉山良二
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小西警察署長伊藤寿章
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高山安造山田禅二
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芝寅一家の岩三木島一郎
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芝寅一家の粂吉杉江弘
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芝寅一家の音松黒田剛
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囚人白浜河野弘
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囚人新入り亀山靖博
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下足番喜助河上信夫
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下足番(一)本目雅昭
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下足番(二)式田賢一
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下足番(三)根本義幸
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印半纏の男水木京一
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妓夫太郎島村謙次
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女工お鈴兜木美鈴
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女工お照瞳美沙
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女工お雅和田美登里
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見廻り頭榎木兵衛
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銭山の子分A晴海勇三
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銭山の子分B有村道宏
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益子の子分A高橋明
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益子の子分B立川博
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島崎の子分中平哲仟