大悪党作戦

劇場公開日:

解説

「荒野の対決 網走番外地」の石井輝男がシナリオを執筆し、監督したアクションもの。撮影は「さよならはダンスの後に」の平瀬静雄。

1966年製作/86分/日本
配給:松竹
劇場公開日:1966年7月1日

ストーリー

郡を首領に、轟一郎と弟の次郎、南、角、沖、郡の愛人リカたちが、競馬場の売上金を狙って緻密な計画を練っていた。ところが、幹部格の一郎が現場の下見をしている時、筧という男に顔を斬られてしまった。人目に立つ顔では計画に支障をきたす、それを狙ってメンバーに入り込もうという筧の魂胆だった。郡は、筧が強奪した金を横取りしようとしているとにらんだが、メンバーが欠けては困るので筧を仲間に入れた。だが、詳しい手順は教えなかった。リカは筧の腹を探ろうとホテルに誘ったが、何も訊き出せなかった。だが、筧は郡のにらんだ通り、仲間の槙たちと連絡をとって、金の横取りを狙っていたのだ。やがて、決行の日が来た。大観衆の熱狂している競馬場の中を、警備員に化けた次郎と、事務員真弓の手引きで筧と南が押し入った。最終レースの二分間、二人は袋に札束をギッシリ詰め込み、真弓がバラまいた札束に殺倒する群衆の混乱を利用して袋を持ち出した。袋は、アイスクリーム屋に化けた沖へ、さらに角の恋人路子に渡った。路子は擬装ラリー車で警戒網を突破し、角と落ち会った。だが金に目のくらんだ二人は、そのまま立山連峰に逃げ込み、持ち逃げを図った。一方角の逃走を知った郡たちは後を追ったが、追いついた時に現われたのが、筧の仲間槙一味だった。激しい拳銃戦の最中角は殺され、一郎と射ち合って傷ついた筧は、金の袋を持ったまま谷底へ落ちていった。槙たちは袋を手に入れようと夢中で谷底へ下りていった。しかし、一郎や南たちは金はすっぱりと諦らめ、ケーブルで対岸に渡った。結局、計画が失敗した以上、捕っては損だからだ。その時、工事中のダイナマイトが谷底で爆発した。最後まで金に執着した槙たちは、札束もろとも吹き飛ばされてしまったのだった。

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