にっぽんを叱る シャッター0

劇場公開日:

解説

作家の田村泰次郎、政治評論家の藤原弘達、漫画家の杉浦幸雄が共同で監督した長編記録映画。解説には三監督と芳村真理があたり、ナレーション、座談、インタビューで構成している。

1966年製作/81分/日本
配給:松竹
劇場公開日:1966年6月2日

ストーリー

◇東京のアベック専門の旅館街 警察の力で売春街は表面上ないが、プロ、アマ、セミプロによって大入り満員の原宿、千駄ケ谷の風景をかくしカメラで捉えている。 ◇横浜のオデン売春 異国情緒溢れる横浜の港町しかしその裏通りではおでんの屋台で女の取引きが行なわれている。 ◇博多のコール・ガール 二年近い経験のある売春婦と田村監督の一問一答。女は、需要があるからやるのだとうそぶいている。 ◇松山の観光売春 漱石が遊んだという松ケ枝町の遊廓の中で、カメラはのどかな地方の売春風景を紹介する。 ◇神戸のセックス・マーケットとタクシー売春 三の宮駅附近の売春婦群や浮世風呂で客を集める元遊廓、さらにタクシーの中で外国人相手に商売する女たちの実態。 ◇大阪・名古屋の元遊廓 大阪、尼ヶ崎、名古屋の有名な旧遊廓は売春制度復活を思わせるほど盛況である。 ◇性病の実態 性病患者は二十人に一人といわれているが、台東病院に収容された患者の有様は悲惨をきわめる。 ◇エロダクション セックスの製造といわれるエロダクションの製作過程を克明に紹介する。 ◇熱海のお座敷ストリップ 一部の特権階級にのみ楽しまれているお座敷ストリップの異様な雰囲気を、カメラが皮肉な目で捉えている。 ◇日本のハワイ・常磐センター 繁栄を誇る日本のアンバランスな一面を、カメラが常磐炭鉱のハワイアン・センターを訪れて見せてくれる。 ◇若者の生態 オートバイをぶっ飛ばし、喫茶店で踊り狂う若者たち、さらに十二歳の性病患者など、現代のティーンエイジャーの生態を紹介している。 ◇ショッキングな癌患者 現代医学最後の壁と言われる癌の実態と、癌医学の未来を探っている。その他 歪んだ教育制度、宗教問題、そして混乱した世相など、現代日本の裏側をカメラの目が捉える。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

映画レビュー

映画レビュー募集中!

この作品にレビューはまだ投稿されていません。
皆さまのレビューをお待ちしています。
みんなに感想を伝えましょう!

レビューを書く