奇厳城の冒険

劇場公開日

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解説

太宰治の“走れメロス”を、「フランケンシュタイン対・地底怪獣」の馬淵薫がシナリオ化、「馬鹿と鋏」の谷口千吉が監督した活劇。撮影は「暴れ豪右衛門」の山田一夫。

1966年製作/103分/日本
原題:The Adventures of Takla Makan
配給:東宝

ストーリー

漢人、蒙古人、ペルシャ人、印度人と国際色豊かな敦煌の都で、日本人大角と、僧侶円済は日本に仏教を広め、文化の都を奈良に造るため仏舎利を求めてシルクロードへ旅立った。途中砂漠でえたいの知れない悪霊に苦しめられながら、大角は奥地へ入っていった。しかし、悪霊の出現に不蕃を抱いた大角は何か悪い人の企みがあることに気づいたが、遂に隊は黒盗賊に襲われ、静かなオアシスの街へ迷い込んだ。そこで地中に埋もれた窟寺を見つけた大角と円済は、そこで仏舎利を手にして小躍りした。だがその間隊の者たちは王の命令でつかまってしまっていた。隊商宿の亭主と娘クレーヤから、早く逃げるようすすめられた大角であったが、正義感の強い大角は城にしのび込んで皆を助けようとした。城の中で大角は一癖ありそうな家臣の中に、砂漠の中で出くわした黒盗賊の主領ゴルジャカを見つけた。だが大角も捕われの身となり即刻火あぶりの刑を言い渡された。しかし大角は仏舎利を日本に送るまでの手続きをするために、十日間の余裕をくれと訴え、その代わりに円済の身を十日間拘置するよう訴えた。王の同意を得た大角は仏舎利を手にすぐ飛び出した。けれどもゴルジャカの企みで、大角は執に追われ危機に遭遇した。ようやく仏舎利を託して、馬をとばして道を引き返した大角は、砂漠でゴルジャカの率いる黒盗賊に馬を討たれ、走る途中、谷に落されたりして、ひん死の状態で十日目の昼ちかく帰って来た。姿を見て驚いたゴルジャカは、王に目の前で殺すよう計った。一方ペシルの人々は口々に大角の正しい勇気をほめたたえ、皆の力で守ろうとした。王様も大角により初めて人を信ずる尊さを知り、大角を許した。ペシルの都には明るい笑声がよみがえり、大角と円済は一層仲良くなった。

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