現代インチキ物語 騙し屋
劇場公開日:1964年1月19日
解説
藤本義一と「夢でありたい」の沢村勉が共同でシナリオを執筆。「ぐれん隊純情派」の増村保造が監督した喜劇。撮影は「巨人 大隈重信」の小林節雄。
1964年製作/89分/日本
配給:大映
劇場公開日:1964年1月19日
ストーリー
俗称カマキリ、赤とんぼ、河豚、ちょこ松の四人組は人を騙してゼニを頂戴するのを仕事としている。それぞれがコンビで金儲けをするのだ。競馬場に姿を現わすや、舌先き三寸で勝馬予想をして見事大穴をあて十六万四千円の一万円を戴くという具合だ。雑踏の中でカモを物色しては商売に没頭するといたって熱心だ。金儲けとなると徹底したもので無駄使いはオフ・リミットというガッチリ屋ばかり。この四人の前に仲間入りを願ってつきまとう胡瓜というチンピラ、しかしカマキリたちは相手にしない。そこで胡瓜は赤とんぼの内妻ムツコの店が税金の滞納で税務署員に痛めつけられているのを赤とんぼに注進した。赤とんぼは一大事とばかりムツコの所にかけつけ、高利貸の保証人に早変り、税務署員を退散させた。騙し術四十八手に精通して意気をあげる四人も、それから数日後、自衛隊姿で入って来て、入隊するという胡瓜を見て感激した四人は銭別をはずんで胡瓜を送り出したとたん貸衣裳屋につかまった胡瓜と顔を合せ呆然とした。唯一人胡瓜だけが優越感にひたっていた。
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