探偵事務所23 銭と女に弱い男
劇場公開日:1963年7月7日
解説
週刊新潮所載・大藪春彦原作を浅野辰雄と中山耕人が共同で脚色、柳瀬観第一回監督のアクションもの。撮影は「若旦那日本晴れ」の藤岡条信。
1963年製作/98分/日本
配給:日活
劇場公開日:1963年7月7日
ストーリー
探偵事務所23の所長田島は、沖縄ルートで密輸入した銃を安く売り捌いている宮城鉄砲店を探り、劉らを黒幕とする秘密組織の動向をキャッチした。正体がバレて危うく殺されそうになったが、田島は拳銃の腕を買われて宮城のボディガードを勤めることになり、そんな田島を宮城の情婦万里が追いまわした。田島の秘書千秋は一味の店に潜入し、劉や幹部の内田の動きを調べていた。一方、熊谷警部は彼らの背後組織が総勢五万名からなる香港の秘密結社十四Jではないかとにらんでいた。田島は万里の夫が内田であり、宮城が以外に親切なことを知った。ある夜、田島は万里と一夜を明かし、組織の秘密を聞き出したが、十四Jのことを口にした途端、彼女は消音銃で殺された。田島は宮城から意外な事実を聞いた。十四Jを育てたのは国民政府軍の参謀だった宮城で、十四Jの方針に反対したかどで危うく死刑にされるところを、日本で働くということで助かった内田は宮城の監視員で万里はその手先だった。田島は劉一味を海岸に追いつめ激しい海上追撃戦のあと、ついに内田や劉を射倒した。田島の説得で宮城は警察に自首したが重要ポイントに来たところで、十四Jによって狙撃され最後を遂げた。