にっぽん実話時代
劇場公開日:1963年2月16日
解説
「月給泥棒」の松木ひろしが脚本を執筆、「暗黒街の牙」の福田純が監督した記者もの。撮影は「やま猫作戦」の小泉福造。
1963年製作/83分/日本
配給:東宝
劇場公開日:1963年2月16日
ストーリー
返本の山と積まれた経済マガジン社、社長の黒岩はついに「今日から儲かる大衆雑誌を作るんだ」と宣言した。社名も実話時代社と変り、どこから来たのか得体の知れない編集長伊達が入って来た。動揺する編集員の前に札束を見せて伊達はどなった。煙が立ってなかったら火をつけて記事を作れ、世間の汚なさをほじくり出して儲けるんだ、と。雑誌実話時代の創刊号は売りに売れた。社風は一変し、皆の身なりも紳士然となった。しかし、ゴミ箱をあさる野良犬のようなペンギャングと変りネタを漁る彼等だった。ソープランドの娘を買収し会話をテープで盗み取りしてソノシートにして発売したり、女優衣笠の情事をデッチ上げて彼女を自殺未遂に追いつめたり。トップ屋が運んで来た中に開運銀行の頭取の情事が入ったテープがあった。相手はナイトクラブの女社長と判り、早速伊達は寝室の取引と題してソノシートを発行することにした。その寸前発行誌全部を買いますと三百万が届けられ、勿論収めた。夜の料亭の玄関で、伊達は記事の出所を問われて開運銀行をクビになったという杉本に喰ってかかられた。そして意外な話を聞いた。頭取の命令で海野コンツェルンに不正融資をしているというのだ。十人足らずの雑誌記者で大コンツェルンの屋台骨を食い荒らす、この痛快な仕事に皆は飛び込んだ。しかし思わぬ事に黒岩社長が反対するのである。それは実話時代社の資本が海野から出ているというのだ。その時、伊達は初めて打明けた。彼は極東新聞に居た頃財界の大きなネタをつかまえたが、圧力がかかって記事は没にされ責任を問われて馘。誰が何と言おうと手は引かない。野良犬同様の編集員達にも生気が溢れて、社長の全員馘だの声も聞かずに皆立ち上った。海野コンツェルンの腐った肉をつつき野良犬は野良犬のバイタリティがあるのだと真実の特ダネを求めに歩き出した。
スタッフ・キャスト
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伊達康介高島忠夫
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岩淵正順藤木悠
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片桐鶴夫田中邦衛
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柏谷秀彦ミッキー・カーチス
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野田豊安川実
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森一郎当銀長太郎
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綿貫良三有島一郎
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中山リエ子南弘子
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須永雪枝池内淳子
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二宮英子浜美枝
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衣笠礼子中真千子
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勝山千恵若林映子
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純子中島そのみ
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黒岩善造平田昭彦
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伊吹彦八田崎潤
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核本松村達雄
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倉本あき浦島千歌子
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秋山織田政雄
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秋山の妻政子千石規子
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二宮義之村上冬樹
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礼子の母みよ東郷晴子
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サクラクラブ会長中北千枝子
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トップ屋大塚土屋嘉男
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野球監督清水元
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まゆみ藤野たまみ
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トルコ風呂の客田武謙三
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キャバレー女給A清水由記
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キャバレー女給B芝木優子
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キャバレー女給C田辺和佳子
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助監督久野征四郎
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撮影所員荒木保夫
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旅行客A大村千吉
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旅行客B広瀬正一
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サクラクラブ事務員小川安三
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バー「ゆき」の客A宇野晃司
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バー「ゆき」の客B岡豊
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バー「ゆき」の女給A村松恵子
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バー「ゆき」の女給B江幡秀子
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バー「ゆき」の女給C織田千加子
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粕谷の連れの男石田茂樹
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トップ屋A沢村いき雄
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大東洋印刷の主任佐田豊
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やくざA大木正司
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やくざB関田裕
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やくざC高木弘
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やくざD佐藤功一