にっぽん実話時代

劇場公開日:

解説

「月給泥棒」の松木ひろしが脚本を執筆、「暗黒街の牙」の福田純が監督した記者もの。撮影は「やま猫作戦」の小泉福造。

1963年製作/83分/日本
配給:東宝

ストーリー

返本の山と積まれた経済マガジン社、社長の黒岩はついに「今日から儲かる大衆雑誌を作るんだ」と宣言した。社名も実話時代社と変り、どこから来たのか得体の知れない編集長伊達が入って来た。動揺する編集員の前に札束を見せて伊達はどなった。煙が立ってなかったら火をつけて記事を作れ、世間の汚なさをほじくり出して儲けるんだ、と。雑誌実話時代の創刊号は売りに売れた。社風は一変し、皆の身なりも紳士然となった。しかし、ゴミ箱をあさる野良犬のようなペンギャングと変りネタを漁る彼等だった。ソープランドの娘を買収し会話をテープで盗み取りしてソノシートにして発売したり、女優衣笠の情事をデッチ上げて彼女を自殺未遂に追いつめたり。トップ屋が運んで来た中に開運銀行の頭取の情事が入ったテープがあった。相手はナイトクラブの女社長と判り、早速伊達は寝室の取引と題してソノシートを発行することにした。その寸前発行誌全部を買いますと三百万が届けられ、勿論収めた。夜の料亭の玄関で、伊達は記事の出所を問われて開運銀行をクビになったという杉本に喰ってかかられた。そして意外な話を聞いた。頭取の命令で海野コンツェルンに不正融資をしているというのだ。十人足らずの雑誌記者で大コンツェルンの屋台骨を食い荒らす、この痛快な仕事に皆は飛び込んだ。しかし思わぬ事に黒岩社長が反対するのである。それは実話時代社の資本が海野から出ているというのだ。その時、伊達は初めて打明けた。彼は極東新聞に居た頃財界の大きなネタをつかまえたが、圧力がかかって記事は没にされ責任を問われて馘。誰が何と言おうと手は引かない。野良犬同様の編集員達にも生気が溢れて、社長の全員馘だの声も聞かずに皆立ち上った。海野コンツェルンの腐った肉をつつき野良犬は野良犬のバイタリティがあるのだと真実の特ダネを求めに歩き出した。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

監督
脚本
松木ひろし
製作
藤本真澄
金子正且
撮影
小泉福造
美術
竹中和雄
音楽
黛敏郎
録音
斎藤昭
照明
金子光男
編集
藤井良平
スチール
岩井隆志
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映画レビュー

5.0喜劇が哀愁漂う悲劇に

SHさん
2021年2月7日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

笑える

ハッピーエンドではないし、厳しい現実を見せつけられるけど、全部ひっくるめて笑えて楽しい映画でした。
めくるめく展開に個性豊かな出演陣が躍動していて、時代の古さなど消し飛ぶような傑作です。ただあらゆる方面からつけ込まれるような表現が結構あるので、今となっては日の目を見ることはないのかなーと…

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SH
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