瘋癲老人日記

劇場公開日

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解説

“中央公論”連載谷崎潤一郎原作を「やっちゃ場の女」の木村恵吾が脚色・監督した文芸もの。撮影もコンビの宗川信夫。

1962年製作/98分/日本
原題:Daddy Long Fingers
配給:大映

ストーリー

七十七佐次兵衛歳の卯木督助は、軽い脳溢血で寝たり起きたりの日日を送っている。それに今では完全に不能である。が、--不能ニナッタ老人ニモ或ル種ノ性生活ハアルノダ--と思っている。そんな督助の性と食欲だけの楽しみを息子浄吉の嫁、颯子は察している。ある日、老人がベッドでぼんやりしていると、突然浴室の戸が開き、颯子が顔を出した。「アタシ、シャワーノ時ダッテ、ココ閉メタコトナイノヨ」老人を信用しているからか、入って来いというのか、老いぼれの存在なぞ眼中にないのか、なんのためにそんなことを言うのだろう。夜になりシャワーの音がして来た。幸い誰もいない。老人は浴室へにじりよった。「入リタインデショ、早ク入ッテ……」。老人のあぶない足元が水に濡れてすべりそうになる。それでも颯子の足に取りすがる老人。「足ニ接吻スルクライ、オ許シガ出タッテヨサソウナモノダ」「ダメ! アタシソコハ弱イノヨ」--。「アアショウガナイ、ジャア、モ一度、ヒザカラ下ナラ許シテヤル!一度ダケヨ」その接吻の代償に老人は颯子に、従兄の春久にバスを使わせることを承知させられた。颯子と春久は出来ているのだろうか?……。ある夜、また老人の部屋で颯子と二人になった。やにわに背後から抱きすくめ首筋へ接吻する老人。「オ爺チャン、イヤダッタラ、誰ガソンナコトシロト言ッタノヨ、ネッキングナンテ」いきなり床に手をつき三拝九拝する老人。「ジャ、ナンデモワタシノコトキク?」結局老人は三百万もする猫眼石の指輪をせしめられてしまった。秋が来て、冷たい風が吹き始める。京都へ来て老人にひとつのアイデアが生まれた。自分の墓に仏足石を彫ろうというのだ。その足型は、颯子のものでなければならない。宿で老人はいやがる颯子の足の裏に朱墨を塗り、ちょうど魚拓を作るような足型をとった。何度も何度も良いものが出来るまで異常なまでに続けた。晩秋の卯木家でブルトーザーの唸りが騒々しい。庭の一角にプールを作ろうというのだ。それを見つめる老人の若々しい眼。「プール作ッテネ、ソシタラ、アタシ泳グノ見セテアゲル」。老人はたった一つのこの言葉を何度もくりかえしていた。

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映画レビュー

3.5フーテンの爺さん

散歩男さん
2020年3月7日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

谷崎潤一郎原作。若尾文子主演。62年大映。

金にうるさく体にガタがきてる大家族の長。だが息子の嫁の若尾文子にはメロメロであった…。

老人を手玉に取り、好き勝手しだす悪女をあややが楽しそうに演じております。あしらう感じの口調が最高にSっぽい。老人扱いが巧すぎる。色ボケ爺を演じるのは山村聰。シャワーシーンの耄碌っぷりがスゴイ。

フェチ映画としてかなりの直球型。あややもそれに見事に応えてます。終盤にシフトチェンジしますがその無駄な丁寧さが谷崎的。意外とライトな作りなので入門編としていけると思いました(何の)

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散歩男

4.0おじいちゃんの癖に生意気よ!

2018年8月12日
iPhoneアプリから投稿

爺ちゃんを誘うような仕草はするし、自分囓った食べかけのスシ食わしたり、シャワー覗かせようとしたりとか明らかに悪い女なのだけれど、爺ちゃんの世話はちゃんとしてるし、立ち位置変わらず二人の距離は縮らずブレがない。

セクシーといえばそうなんだけれど、堂々としていて淫靡さとかはなく完全にプレイ。シャワーを覗かせ、足を舐めさせ首にキスまで許し、唾たらしプレイまでいく。女王様と奴隷。おじいちゃん扱いが上手過ぎる。
足だけよ!といわれて足の魅力に開眼させられる奴隷。
調教するセリフは名言連発。

完全に調教され足フェチ覚醒して、性欲が止まらないおじいちゃん。
たまらんという表情で夢中になりベロベロ足を舐めるのはいやらしいが、介護みたいな対応で若尾文子がサバサバしていてエロくなく、おもしろく見れた。
首に接吻するのはネッキングというのは知らなかった。

仏足石について、したり顔でマジメに語ったかと思えば、さっちゃんの足の裏で型取りした仏足石の下で、永遠に眠りたいとか言い出す締めくくり。

原作ありとはいえ1962年という時代を考えると、すごい内容なのではないだろうか。フェチズムみたいの一般的じゃなかっただろうし。

パッケージ、かんしゃくと読むかと思ったらフーテン老人だった。

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