カレーライス

劇場公開日

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解説

阿川弘之原作から「雁の寺」の舟橋和郎と「次郎長社長と石松社員 威風堂々」の渡辺祐介が協同で脚色、渡辺祐介が監督した社会喜劇。

1962年製作/83分/日本
配給:東映

ストーリー

桜田六助と鶴見千鶴子は百合書房の編集員である。百合書房はソバ屋の二階に間借する赤字会社。元二等兵の北原が戦記物をネツ造しても、編集長代理の東田が「女性の告白」などを書いても返本の山、おまけに庭瀬編集長まで病気で倒れた。なんとかしなければと、六助と千鶴子の二人は本をトラックに積んで都内の会社へ売り歩いた。これは成功したものの負債の山には焼石に水。百合書房はついに倒産した。夢破れた六助は故郷の広島へ帰ったが、男まさりの千鶴子は家へなど引込んでいられない。たまたまレストランシアター“ガンジー”の専務唐子小路塩麿からヒントを得、カレーライス屋を開店することにした。千鶴子はさっそく六助を呼び寄せカレーライス“からい屋”へコック見習に行かせた。手頃な店を見つけた千鶴子は、唐子小路の援助で“ありがとう”というカレーライス店を開店した。唐子小路は千鶴子に大変な御執心、結婚を申込んだ。困った千鶴子は六助のところへ逃げ込んだが、六助は田舎から出て来たゆみ子とアベックで外出していた。千鶴子はすっかりおかんむりだったが、これは彼女の誤解で、六助は田舎娘に押しかけられ困っていたのだった。だが千鶴子のおかんむりが直らぬまま開店の日がやって来た。六助は仕方なく、下宿のおばさんをはじめ千鶴子の両親までひっぱり出して開店した。百合書房の面々まで手伝いに来た。さすがに千鶴子も居たたまれず店にやって来た。六助と千鶴子がすっかり仲直りして働いているところへ、唐子小路がふられた腹いせに与太者を連れて乗り込んだ。店は彼らのためにめちゃくちゃにされた。がらくたの中で、新規巻返しを誓う六助と千鶴子の顔は、晴れやかに輝くのだった。

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