女難コースを突破せよ

劇場公開日:

解説

「雲の上団五郎一座」の長瀬喜伴のオリジナル・シナリオを「トイレット部長」の筧正典が監督したサラリーマン喜劇。撮影もコンビの玉井正夫。パースペクタ立体音響。

1962年製作/83分/日本
配給:東宝
劇場公開日:1962年4月1日

ストーリー

人呼んでサラリーマン三人吉三。畑野、柴田、高木は大宝電気の社員で、大学時代は先輩後輩の間柄。先輩思いの柴田と高木は畑野と秘書吟子の婚約パーティーを、大洋軒で開くお膳立てをするが、生憎その夕方、社命でハワイのパイナップル王町田氏を羽田へ出迎えに行かねばならなかった。空港では新星広告柳原社長と新日本自動車大沢社長が町田氏に取り入って、取引きを有利にしようと大童。柴田と高木は町田氏の令嬢多佳子の美貌に魂を奪われ、畑野のパーティーなど忘れてしまう。翌日、社長室に呼ばれた柴田は、多佳子が婿さがしのため来日したこと知り、上木社長から立候補をすすめられた。柴田は「将を射んとせば」の格言に従い、まず町田氏に接近した。ところが、高木は柴田を出しぬき、多佳子のステッキボーイとなって銀ブラとしゃれ込んでいた。一方、社長のお供で商談に出かける畑野は、その日上京する父の出迎えを気心の知れた吟子に頼んだ。さて、商談の相手は意外にも柴田や高木に紹介されて意気投合した多佳子の父、町田氏だったので、難航していた交渉も俄然スムーズに解決。その翌朝、すっかり吟子が気に入った父から嫁にといわれたとき、内気な畑野は課長になってからと言葉をにごすばかり。だが、柴田と高木が多佳子のことから反目し、友情にヒビが入ったのを案じる畑野は、多佳子の真意を確かめに出かけるが、多佳子は「私の好きなのはあなたよ」と告白した。大宝電気の多年の懸案だったハワイ進出には多佳子と畑野の結婚がかかっているのだ。畑野のピンチを聞いた柴田たちは、高木の恋人でテレビ・タレントのみどりを使って、まんまと多佳子をだまし、畑野を窮地から救い出した。しかも、町田氏の理解ある処置から、ハワイ進出も決定した。町田父娘がハワイへ帰る日、空港のロビーには畑野らが見送った。多佳子の横には花婿候補の大阪のボンボン原田がおさまっていた。

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