夢がいっぱい暴れん坊

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解説

松浦健郎原作・脚色を「天使と野郎ども」の松尾昭典が監督した“暴れん坊シリーズ”の第三回目。撮影もコンビの萩原泉。

1962年製作/85分/日本
配給:日活

ストーリー

伊豆の温泉宿の一室では銀座若旦那会の総会が急拠開かれていた。レストラン・ジロウのそばに一品五千円という高級レストラン・銀座貴族の出現を腹に据えかねた次郎やすし銀の鉄夫達の緊急会議だった。議論の結果、この件は次郎に一任され次郎はすぐさま鉄夫を連れて大磯へ赴いた。大磯の一本槍鬼左衛門の智恵を借りようと言うのだ。そこには次郎の恋人松の湯の秀子も来ていた。海岸で家伝の槍をしごく一本槍翁に会いに行った次郎と鉄夫は、海岸で暴漢に襲われている二人の女を助けた。春子と静江と、名乗る二人は神戸のやくざから逃げ出して、東京へ行く途中だった。それを知った翁は国会へ行って労働大臣に職を頼んでやる、といきまいた。驚いた二人は逃げ出した。だが今度は、二人共銀座の“突風クラブ”の社長万造と若旦那忠次の事務所へ連れてゆかれた。一方、銀座貴族の開店は着々とすすめられた。次郎はレストランをカレーハウス・ジロウ百円均一と看板を変え銀座貴族に対抗することにした。作戦は大当りで連日連夜の大盛況で、銀座貴族はさんざんの目にあった。出資者のアラフラ国のバンコ氏は難波田支配人の頭のなさに激怒した。支配人は、突風クラブのヤクザ銭村をたよりにジロウとすし銀をつぶそうと図った。ジロウとすし銀の親父は店の繁盛ぶりに気をよくし、連れ立って温泉へ出かけた。そこで二人は銭村の策略に会い二人共店の権利書をうばわれてしまった。怒った次郎は突風クラブへ乗り込んだが、クラブは銭村達の裏切りでめちゃくちゃだった。事の真相を知った若旦那の忠次も次郎に協力を申し出た。そんな時、銀座貴族ではツイスト大会を企画していた。それを知った次郎は、その当日殴り込みをかける態勢をととのえた。当日、次郎、鉄夫、忠次の面々は銀座貴族に乗り込み、一本槍翁もかけつけた。そこにはバンコ氏、実はアラフラ国の亡命者チャンドラ首相をねらう刺客アリ、ゼガ、ギルもまぎれ込んでいだ。バンコ氏に出会った翁は驚いた。翁とは留学時代の友人だったのだ。バンコ氏を救ける翁の槍はあばれ廻り、一味は一網打尽になぎ倒された。ステージに駆け上がった次郎の歌声は、銀座の空へ広がって行った。

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