女房学校

劇場公開日:

解説

斎藤良輔のオリジナル・シナリオを、「五人の突撃隊」のコンビ井上梅次が監督し、中川芳久が撮影した明朗篇。

1961年製作/97分/日本
原題または英題:Refresher Course for Wives
配給:大映
劇場公開日:1961年9月13日

ストーリー

料亭“山むら”の女将山村松代、日洋物産の販売課長菊川の妻経子、テレビプロデューサー露木まりの三人は、深夜、各々夫と浮気中という怪電話がかかり、Pホテルの三〇七号室へ呼び出された。怪電話の主マダムXは姿を現わさず、室内のインターホーンを通して、三人に土曜日の晩、思い当ることがあるだろうといった。そして四時になったら……と声は途絶えた。--松代の夫浩介は青い金魚の研究に没頭するあまり、松代の激怒を買い家を追い出された。そして松代は店の客菊川と浮気をした。--経子は夫菊川が仕事第一で妻のことをかまわず、不満な毎日を送っていた。ゴウをにやした経子は初恋の人でまりの夫高野俊吉を呼び出し一晩飲みあかした。--まりと俊吉の結婚は契約結婚だった。まりは仕事のために契約違反をし俊吉を怒らせた。経子の父神林と、松代の父喜平はバーのマダム雪江をはりあっていた。家を出た浩介は百円ハウスに泊っていた。まりは担当番組に浩介を出演させようと探していた。経子は菊川と松代が同席するのをみて離婚を決意し、俊吉のアパートに押しかけた。まりはこれを目撃し、契約を解除して家を出て、浩介のところに行った。出演を拒否され、松代の名前で彼を警察に保護させた。松代は菊川と箱根にゴルフに出かけた。そして一夜をともにしようとした矢先、東京から浩介が交通事故にあったと電話がかかってきた。急いで帰った松代は、喜平の偽電話とわかって大ムクレ。かくして三つの家庭は危機に瀕した。そこで喜平と神林は雪江をマダムXに仕立て、一芝居打つことにした。--午前四時、三人の前に雪江が現われた。そして夫を粗末にし、わがままなことを言いすぎると女たちをコキおろした。自分たちの非を認めた松代、経子、まりは、それぞれの愛する夫のもとへ急いだ。

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