さすらいかもめ 釧路の女

劇場公開日:

解説

海の荒くれ男たちを相手に、夜の店で働く女たちの哀歓を描く。脚本は「女子大生 SEX方程式 同棲」の西田一夫、監督は「肉体犯罪海岸 -ピラニヤの群れ-」の西村昭五郎、撮影は「愛に濡れたわたし」の萩原憲治がそれぞれ担当。

1973年製作/76分/日本
配給:日活
劇場公開日:1973年10月5日

ストーリー

矢崎大作は、東京から釧路へ帰る船で、五年ぶりに釧路へ帰る、という純子と知りあった。彼女は嫌な男につきまとわれていたため、逃れるための帰郷だった。大作は身寄りのないという純子のために、知りあいの喫茶店の二階の一室を借りてやった。その夜、大作は恋人の由美を抱いた。大作が発動機船を手に入れたら、二人は結婚することになっていたのだった。翌日、由美は純子と会った。二人は幼ななじみだった。由美は船を買う金で困っていたために、純子の勤めているクラブを紹介してもらった。その夜から由美は働きだしたが、客で造船所に勤める秋山は、由美が船を欲しがっているのを知り、足しげく通うようになった。そんなある日、久し振りに純子に会った大作は彼女の部屋で抱いて以来、時々、彼女の部屋を訪れるようになった。その頃、阿寒でクラブを経営している純子の店のマスター大沢の妻・蘭子の店に、純子を捜している岡部という客が来た。一方、秋山は、船を安くするという条件で、由美を抱いた。船が安く入ると喜んだ大作だが、由美が大沢に抱かれたと聞いて、怒りがこみあげて来た。そんなある夜、岡部は純子を見つけた……。

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