覗かれた情事

劇場公開日:

解説

人妻の浮気、売春行為は年々増えつつあるが、高名な小説家夫人を主人公に、微妙な女体の“性”のために随落していく女を描く。脚本は「闇に浮かぶ白い肌」の中島丈博、監督も同作の西村昭五郎、撮影は「恍惚の朝」の萩原憲治がそれぞれ担当。

1972年製作/73分/日本
配給:日活
劇場公開日:1972年9月16日

ストーリー

夏子は好色文学で有名な萬木澄人の妻である。夏子はある日、友人の三宅待子に夫の書いた本を見せられた。夏子はまだ一度も夫の本を読んだことがなかったのである。その内容がセックス描写の連続であるのにショックを受けた夏子は、夫に違う内容を書くようにとヒステリックに叫ぶのだった。数日後、夏子はレコード店で、時折り清のもとへ原稿を見せにくる石母田章の万引きを目撃した。万引きを黙認した夏子を、章はお礼にとスナックへ連れて行くが、若い男たちの体臭がムンムンする店内は彼女の官能をくすぐった。その日以来、夏子は新しい刺激を求めるようになり、章に秘密クラブを紹介され、見知らぬ男に抱かれることによって、かつてない恍惚感に浸っていくのだった。ある日、章が清を秘密クラブへ案内して来た。そして清は夏子を見つけ愕然とする。数日後、夏子が失踪した。澄人から連絡を受けた章は警察に連絡。夏子は秘密クラブで相手になった男に夢中だったが、その男は指名手配中だった。追いつめられた男と夏子は疾走する車の前に身を投げだした……。

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