クライマックス 犯される花嫁

劇場公開日:

解説

ドライブインで働く身寄りのない若い娘と、彼女をとりまく人の良い人達がまき起こす騒動を描く。脚本は「お母さんのつうしんぼ」の熊谷禄朗、監督は「おさな妻(1980)」の白鳥信一、撮影は「愛の白昼夢」の米田実がそれぞれ担当。

1980年製作/61分/日本
配給:にっかつ
劇場公開日:1980年11月7日

ストーリー

山梨県にあるドライブイン「山の幸」は、そこで働く光を目あてに、トラック野郎達で満員だ。光は早くから両親をなくし、父の友人だったドライブインのお内儀の妙子に引き取られ育てられている。妙子はコックの礼吉や市会議員の田島と適当に遊んでいる。光には運転手の片岡というボーイフレンドがいて、彼には全てを許していた。ある日、店に新婚旅行中の美保と達朗が来て口論を始めた。美保のあけすけな態度に嫌気のさした達朗は逃げ出してしまい美保は店で働くことになった。妙子は光の見合いの話を進めていた。田島が中に入った見合いの席で、気乗りしない光は片岡の顔だけが思い浮かぶ。その頃店では礼吉と美保がくんずほぐれつ。美保も「おじさんも好きね」とからかいながらも、嫌いじゃなさそう。帰ってきた光は妙子に見合いの話しを断ってくれと言う。妙子と美保と礼吉は相談した結果、光に恋人がいると確心した。そして、金曜の夜、美保が光と片岡のデートを目撃してしまう。次の金曜の夜、光が片岡を待っていると、三人のチンピラがやって来て「片岡を出せ」といい、そして彼がいないと分ると三人は彼女を犯していく。光が店に戻ると、全身アザだらけの片岡がやって来るが礼吉と妙子に追い返される。片岡の「もう遊びは終ったんだ」との捨てゼリフに光は声も出ない。光は見合いの相手と結婚を決意する。結婚式の日、店は臨時休業。その時、美保のところへ逃げた達朗が舞い戻り、仲直りを迫り、結局、美保は彼を許してしまう。そして、美保は急に店を飛び出すと片岡を連れて戻ってきた。そして、花嫁衣裳の光と片岡を別室で引き合せた。「今だけでも私を愛して」と言う光の言葉に、片岡の感情は一気に溢れ、抱き合った。花嫁衣裳の裾が割れ、光の下半身はムキ出しになった。美保はその姿を確かめると、満足そうに達朗のところに戻った。

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