おさな妻(1980)
劇場公開日:1980年4月26日
解説
苛酷な試練を乗り込えて生きる新妻の姿を描く。脚本は「女高生 危険なめばえ」の鹿水晶子、監督も同作の白鳥伸一、撮影は「淫絶海女 うずく」の山崎敏郎がそれぞれ担当。
1980年製作/88分/日本
配給:にっかつ
劇場公開日:1980年4月26日
ストーリー
その日は、新婚ホヤホヤの悦子の誕生日だった。料理の仕度を終え、夫、則夫の帰宅を待つ悦子。その頃、則夫はスナックで飲んでいた。興信所に勤める則夫は、浮気調査の客をユスったのがバレて会社をクビになってしまい、そのことを妻に言い出しかねていた。そこへ会社の畑中と江崎がやってきて相手に払った示談金百万円を取りたてた。則夫はメチャクチャに殴られ、なんとかアパートへ帰った。翌日、則夫の会社に電話した悦子は、夫が一カ月前に辞めていることを知らされる。呆然とする悦子を、勤務先の郵便局の事務所長、田村は優しくなぐさめる。そのとき、則夫は悦子の同寮ゆり子と激しく絡み合っていた。その夜、借金の取りたてにやってきた畑中と江崎は払えない悦子を荒々しく犯していった。そして、悦子は借金返済のため、郵便局を辞めキャバレーに働きに出た。数日後、アパートに戻った則夫はそのことを聞いて愕然とし、畑中を見つけてナイフで切りつけた。悦子はその医者代を払うために嫌な客と温泉に向う。帰って来ると則夫は姿を消しており、隣りの人からゆり子の所にいると聞く。ゆり子のアパートで、彼女は則夫の子を宿していることを聞き、思わず逃げだした。しかし悦子はひとり海辺を歩きながら、則夫の帰ってくるのを待とうと決心するのだった。