愛欲の標的

劇場公開日:

解説

心臓発作に苦しむ夫を愛人と組んで完全犯罪で殺害し、残された莫大な遺産をめぐっての愛と裏切りを描くサスペンス。脚本は「ズームアップ 暴行現場」の桂千穂、監督は「天使のはらわた 名美」の田中登、撮影は「エロス学園 発情時代」の水野尾信正が担当。

1979年製作/70分/日本
配給:にっかつ
劇場公開日:1979年12月22日

ストーリー

あづさは心臓発作で苦しむ夫・謙造を強い刺激を与えて殺害するという完全犯罪を企んだ。ある夜、愛人の尚也を強盗に装わせて部屋に忍び込ませると、夫の前で自分を強姦させた。計算通り、謙造はそのショックで発作を起こし息絶える。ある夜莫大な遺産を手に入れたあづさと尚也が抱きあっていると、女から電話が入り、警察は騙せても私は騙せないとあづさを脅迫する。その声の主は、あづさの姪のユキで、実は尚也はあづさを裏切り、彼女と組んでいたのだ。ユキと尚也の関係に疑問を抱き始めたあづさは、二人を別荘に呼び、尚也にユキ殺害をもちかける。ユキに睡眠薬入りワインを飲ませ眠らせると、全裸にして浴槽に投げ込み溺死させようとする。尚也は、故意にあづさの足にヤカンの熱湯をかけて火傷させると、そのすきにユキを浴槽から引き上げるのだった。一方、あづさは疑問の残る尚也を、靴屋の店員拓二を誘惑して、尚也を見張らせる。そして、死んだと思っていたユキの生存を知ったあづさは、尚也の企みに気付き、二人を殺害する。その頃、拓二のアパートでは恋人の秀子が刑事の訊問を受けていた。あづさが拓二の部屋に忘れた高価なブレスレットを秀子が質屋に入れ、質屋から警察に通報があったのだ。そして、ブレスレットから事件の全様が明らかにされていく。一方、あづさは全てが終ったと思い、安心してくつろいでいた。そこへ、警察からの電話が鳴り響いた……。

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