宇能鴻一郎の濡れて開く
劇場公開日:1979年1月16日
解説
不況から収入の減った夫を助けるべく、コンドームの販売員になった団地妻の姿をコミカルに描く。宇能鴻一郎の原作を映画化したもので、脚本は「若妻が濡れるとき」の大工原正泰、監督は「団鬼六 縄化粧」の西村昭五郎、撮影は「ピンクサロン 好色五人女」の森勝がそれぞれ担当
1979年製作/67分/日本
配給:にっかつ
劇場公開日:1979年1月16日
ストーリー
不況のため収入の減った夫は、セックスの方も元気がなく、そこで、妻の彼女は、夫を助けるべく、コンドームの戸別訪問販売員になった。一緒に仕事を始めた高橋さんの奥さんと卸元のモリモリ商事に行くと、出てきた社長さんは、ズボンをおろすと、ムキムキマンをだして、彼女に握らせ、ゴムの頭巾を「口を使ってかぶせろ」といきなりガイダンスを開始。彼女はこれがセールスの極意と聞いてビックリ。暫くして、彼女と高橋夫人は社長の開発した手作りのハリガタを持ってセールスに出かけた。ある団地の一室に奥様たち五、六人を集めて、そのハリガタでスキンのかぶせ方を指導するが、奥様たちは本物じやないと……と乗ってこない。そこで偶然知り合った近藤さんを使ってスキンのモデルになってもらったが、最初はりきっていた彼も二週間もするとダウン。彼女のアルバイトも楽にはいかない。ある日、彼女は高校のクラス会に出席した。仲の良かった竹本君が来ていたので、彼女はつい乗ってしまって、二次会、三次会と呑みまくった。呑みすぎたせいか、彼女はつい竹本君とラブホテルに入ってしまったが、夫の顔がちらついて、彼女はなんとかそこから逃げだすのだった。彼女はアルバイトでも何でもする、でもそれは主人を愛しているためだからと気がついたのだった。