実録エロ事師たち
劇場公開日:1974年1月26日
解説
シロクロ・ショウを演じる二組の夫婦のセックス・テクニックを描き、底辺に生きるエロ事師たちの哀歓をユーモラスに謳いあげる。脚本は下飯坂菊馬、監督は「ためいき」の曽根中生、撮影は「女教師 甘い生活」の畠中照夫がそれぞれ担当。
1974年製作/74分/日本
配給:日活
劇場公開日:1974年1月26日
ストーリー
自称セックス・プロモーション社長・殿村の斡旋で、シロクロ・ショウを演じる中山と春子の夫婦。今日も、とある場所で二人のショウは盛況のうちに終った。ところが客の一人・西沢が二人のショウに感激、弟子入りを執拗に頼んだ。というのも、西沢はセックスに全く自信がなく、若い女房のユカリを満足させられない、というのだった。そんな西沢に同情した三人は、いろいろと協力したが、効果は全く現われなかった。数日後、春子は買物の途中、寂しそうな西沢と出会った。同情した春子は、西沢をモーテルに誘い、優しく愛撫してやると、西沢は生き返ったような歓喜に襲われ、生まれて初めての経験をした。それは春子にとっても初めての浮気だった。一方、殿村は性欲不満のユカリを盛んにシロクロ・ショウにと誘った。そして、中山と春子のショウを見たユカリは新めて西沢の腑甲斐なさを思い離婚を決意した。また中山も春子の様子から浮気を感じ、別れる決心をした。数日後、西沢と春子は駈落ちした。殿村は、中山とユカリの新しいコンビを結成、二人の初舞台を、とあるホテルでおこなった。中山の執拗な愛撫に、ユカリは歓喜の声を上げた。だが、そのショウを、ナメクジと仇名される保安刑事・橋田がじっと見つめていた……。