変幻退魔夜行 カルラ舞う! 奈良怨霊絵巻
劇場公開日:1989年4月8日
解説
現代に甦った悪霊と呪術を使う双子の姉妹との戦いを描く。永久保貴一の同名漫画の映画化で、脚本は「テクノポリス21C」の山本優が執筆。監督は石山タカ明、撮影監督は横山幸太郎がそれぞれ担当。主題歌は、須貝リエ(「ORDINARY PEOPLE WATCHING YOU」)。
1989年製作/80分/日本
配給:東映クラシックフィルム
劇場公開日:1989年4月8日
ストーリー
扇家の双子の姉妹・舞子と翔子は祖母の千景から霊能力を受け継いでいた。やがて二人は代々伝わる迦楼羅神教の38代目教主となった。奈良・飛鳥村にある蘇我入鹿の首塚が壊されてから不思議な事件が相次いだ。奈良市議会議員選挙で、スキャンダル、病気、事故、変死などに見舞われる立候補者が続出。内閣調査室の錦織は扇家に事件の調査を依頼、舞子と翔子はそれが藤原鎌足と不比等親子の呪法を甦らせて宿儺一族と奈良に千年栄華の秘術をかけようとする外法師・二面僧都の仕業であることをつきとめた。さらに宿儺鬼礫の産子寄せで殺された池田議員親子の因縁が絡み、事件は複雑化してくる。朱雀門が復元して呪術の封印は解かれ、奈良は悪鬼魍魎で溢れた。舞子と翔子は変幻して霊能力を発揮。安倍晴明の末裔で闇の死操人・剣持と共に二面僧都の野望を打ち砕いたのだった。