残酷!少女タレント
劇場公開日:1984年3月2日
解説
ひょんなことから人気タレントになった少女の栄光と挫折を描く。原作、脚本は「悪魔の人質」の佐治乾、監督は「愛獣 猟る」の上垣保朗、撮影は「トルコ行進曲 夢の城」の米田実がそれぞれ担当。
1984年製作/68分/日本
配給:にっかつ
劇場公開日:1984年3月2日
ストーリー
十八歳のいずみと恋人の真一は、お昼のTVショーの視聴者が参加する素人ベッドシーンを見ながら体を重ねていた。二人も応募しようということになり、カメラの前でも必死に頑張った。翌日の新聞は、十八歳の娘がTVで本番をやったと大騒ぎ。それがきっかけでいずみは芸能プロにスカウトされ、さっそくコンドームのCM出演の仕事がきた。いずみが売れ出してから、真一とのデートは減っていく。ある日、久しぶりにいずみと体を重ねた真一は、取り残されたイラ立ちから、彼女の中に射精する。暫くして、いずみは製薬会社の宣伝部長、八城と料亭で会い、泣きながら抱かれる。八城はいずみが気に入り、専属に決める。その頃、スナックに勤める真一は店を手伝うよしえを強引に犯し、気持ちを晴らしていた。一方、いずみはCM撮影の毎日に、さらにドラマ出演の話も舞い込んできた。そんなある日、いずみは気分が悪くなって倒れてしまう。妊娠していた彼女は、このチャンスを逃すまいと子供を堕ろし、真一とも別れるための最後のセックスをする。終ったあと、彼女は真一からもらった指輪を彼のポケットに投げ込むのだった。子供を堕ろしたショックがまだぬけないころ、追いうちをかけるかのように、ドラマを降ろされてしまう。もう話題からはずれつつあるいずみは、街を歩くとき、サングラスをかける必要もなかった。