ケンちゃんちのお姉さん
劇場公開日:1983年12月2日
解説
スパゲッティ屋“ケンちゃんち”に勤める可愛い女の子と、彼女を狙う男たちを描くコミックポルノ。脚本は「ゴールドフィンガー もう一度奥まで」の伴一彦、監督は「受験慰安婦」の児玉高志、撮影は「紅夜夢」の森勝がそれぞれ担当。
1983年製作/61分/日本
配給:にっかつ
劇場公開日:1983年12月2日
ストーリー
下北沢にあるスパゲッティ・ハウス“ケンちゃんち”は本日開店。葬儀屋も兼営する山脇健太朗がオーナーで、長男の健一が店長、そして、みんなのアイドル、ピチピチ・ギャルの小林奈々子がウェイトレスとして働いている。健太朗は奈々子がいるために、本業も忘れて店に入りびたり。開店の夜、奈々子に一目惚れした、高校生の次男、健次が彼女のアパートにやって来た。楽しい雰囲気で話していると、健太朗が現れ、健次は押し入れに隠れる。健太朗は図々しくも奈々子のオッパイをモミモミ、健次は我慢できず飛び出して来て、父と子はバツ悪そうにご対面。客の竹田も奈々子を狙う一人で、毎日店にやって来て、ついにデートの約束を取りつける。健一には、はるみという恋人がいるが、彼が将来、葬儀屋を継ぐことがネックで彼女は結婚にふみ切れない。奈々子は健一の友人、桑崎にナンパされるが、あまりに軽薄な男で、優しい彼女もビンタを喰らわした。数日後、多摩川で野球をやっていると、奈々子と健一がボールを追ってぶつかり、あの体位で重なって倒れてしまった。これが原因で健一も奈々子の魅力に取りつかれ、また一人恋敵の出現でガックリする健次。翌日、霊柩車に奈々子を乗せドライブに出た健一は、モーテルへ急カーブ。濃厚に体を重ねる二人。日曜日、奈々子は竹田と映画を観たあとラブホテルへ。その後は健次の部屋でウィスキーを飲むが、下心のあった健次が先に酔つぶれてしまう。“ケンちゃんち”に明るい顔ではるみがやって来た。健一との結婚を決意したらしい。健一はドギマギするが、奈々子に「幸せになってね」と言われ、ホッとする。一方、健太朗は喪服の未亡人を遺影の前で攻めまくる相変らずの毎日を送っている。奈々子とやりたくて仕方がない健次は、意を決して彼女の部屋に行くと、いきなり抱きしめる。奈々子は抵抗せず、やさしく健次にキス、やがて二人は重なり合い、健次はガッツポーズでバンバンザイ。下北沢の朝。“ケンちゃんち”は大繁盛。健太朗、健一、健次、竹田たちの中で、奈々子の「いらっしゃいませ!」の声が明るく響きわたる。