団鬼六 女美容師縄地獄
劇場公開日:1981年11月27日
解説
偶然に知り合ったカメラマンのアブノーマルなSMセックスの虜となる美容師を描く。脚本、監督は「団鬼六 女教師縄地獄」の伊藤秀裕、撮影は「ズームアップ 暴行白書」の安藤庄平がそれぞれ担当。
1981年製作/69分/日本
配給:にっかつ
劇場公開日:1981年11月27日
ストーリー
美容院ミサの経営者美沙はふとしたことから一平というカメラマンと知り合った。一平はビニ本のSMカメラマンだが、美沙はそれを知らなかった。ある日、一平は自分のアパートで少女・季里子をモデルに緊縛写真を撮影していた。そこへ、美沙がやって来た。奥の部屋へ季理子を閉じこめると、一平は美沙を迎え入れ、二人は体を重ねた。その時、尿意をもよおした季里子が這い出て来た。驚愕した美沙は絶叫を上げ部屋を飛び出ていく。数日後、ショッピング中の美沙を見つけた一平は「あなたを縛りたい」とささやく。その場は逃げた美沙だが、一平の言葉が忘れられない。その頃、「健康な毎日で退屈」と言う沙貴という客の話に、美沙は一平を訪ねる決心をする。沙貴はSM愛好家の夫に去られたばかりだった。その夕方、美沙は、雄一というチンピラに強姦され、セット台に縛り付けられた。雄一は、恋人が一平の緊縛写真のモデルにされたことを恨み、美沙を一平の恋人と間違えて襲ったのだ。数分後、街を車で走る沙貴は、一平を見付け、後を追った。一平は沙貴の夫だった。美沙の店に追げ込んだ一平は、そこで、股間を開いてセット台に縛られた美沙を見つけ、このときとばかりに責めたてた。窓の外では、二人の行為を沙貴が見つめている。その日から、美沙は一平の部屋を訪れ、倒錯的な愛戯に酔うのだった。一方、かつての夫と美沙の仲を知った沙貴は、美沙を酔わせ、一平のアパートを聞きだした。翌日、一平の部屋を訪ねた美沙は、緊縛された沙貴が一平のファック責めにあっている現場を目撃した。沙貴へのジェラシーから、美沙も裸になって絡んでいく。三人入り乱れての異様なプレイが終ると、二人の女はなじりあった。辟易した一平はそっと部屋を抜け出した。やがて、二人の女に奇妙な親しみが生まれ、股間をまさぐり合いながらのぼりつめていく。その頃、一平が雄一たちにつかまり、撲殺されたことも、二人は知るよしもなかった。