愛欲生活 夜よ、濡らして
劇場公開日:1981年7月10日
解説
夜の東京を舞台に、娼婦たちとそのヒモとの生活を描く。脚本は「団鬼六 花嫁人形」のいどあきお監督は「宇能鴻一郎の開いて写して」の西村昭五郎、撮影は「制服体験トリオ わたし熟れごろ」の山崎善弘がそれぞれ担当。
1981年製作/70分/日本
配給:にっかつ
劇場公開日:1981年7月10日
ストーリー
友絵は新宿を中心に客をとる売春婦だ。先輩の和江より美人の友絵に客は集まる。友絵は、かつてガソリン・スタンドで働いており、同僚の青野と交際していた。二人でドライブに出たとき、三人組に友絵は強姦され、青野はその場から逃げだした。そこへ、今のヒモの篠田がやってきて、彼女をなぐさめた。強姦され、すてばちとなった彼女はそのままズルズルと娼婦になった。篠田や和江のヒモの柿沼は狙った素人の女に接近、あらゆる手段で娼婦に仕立てた。友絵の強姦事件も篠田が仕組んだのだ。友絵はいくらで自分が買われているのか知らない。篠田から生活に困らない金を貰っているだけだ。将来はバーを二人で開こうという篠田だが、友絵の稼いだ金は、ギャンブルでスッてしまう。さらに、篠田のツケで、タダで変態男の客を抱かされたりもする。ある日、客に青野がついた。戻って来るようにと説得する彼を、「早くしてよ」と友絵は無視する。しかし、篠田の横暴に将来を絶望した友絵は、青野のアパートを訪ねた。そこには、昔スタンドで一緒に働いていた実子がおり、「あんた売春婦なんだってね」と部屋に入れてくれない。夜の街を彷徨う友絵に行く所はない。結局、篠田の部屋に戻った友絵は、そこにいた彼の仲間の安本に「あんな男でも役に立ちたい」と細く呟いた。そんな彼女に、安本は、篠田がヤクザとモメ事を起し殺されたことを告げる。友絵はグッタリと放心するのだった。