黄金の湖

解説

アメリカを舞台とした作品。無声。

1919年製作／ドイツ
原題：The Golden Lake

ストーリー

ケイ・フッグと云うヨットのチャンピオンがあった。一日セイリングの帰途海上で一つの瓶が浪間に漂うのを拾い上げると中から地図と共に遺書が出た。之を知ったスパイダー組の女団長リオ・シャは無限の黄金を一攫として得んとフッグの先を越してインカ族の住する南部アメリカに向かった。此を知ったフッグも直ちに南米に向かった。彼等は互いに宝庫を探り当てんと努めた。軽気球によってインカ族の住居を発見したフッグはパラシュートに依って敵地に来て、一名の少女が将に毒蛇に襲われんとするを危うく助けた。尚も奥深く進み見ればリオ・シャは既にインカの為犠牲にされんとして居た。シャの手下はシャを助けんとしてインカの巣窟に侵入し黄金に眼を呉れて居る間に溺死してしまった。危うく逃れたフッグは黄金は得る事が出来なかったが自ら救った少女ナイラを得たのであったが一人逃れたリオ・シャの嫉妬の為ナイラはスパイダー組の手にたおされた。