白痴(1921)

解説

ドストエフスキー原作の文芸映画。「カラマーゾフ兄弟」のカール・フレーリッヒ監督。「伯爵令嬢」のアスタ・ニールセン嬢、アルフレッド・アベル氏、ワルター・ヤンセン氏の出演。無声。

1921年製作/ドイツ
原題または英題:The Ideot Die Irrende Seelen

ストーリー

ナスタシアは哀れな女であった。トーツキーに欺かれて妾同様の身となった女であった。しかるにトーツキーはイエバンチン将軍の長女と結婚する為に将軍と二人して計って彼女を将軍の秘書ガニアに金と共に押し付け様とする。金に目が眩んだガニアはナスタシアを哀れと同情する心より将軍の第三女アグラヤを慕う思いより、己の母や妹の憤りに寄って起こる反省よりも、金へ金へと誘惑せられて行く。此の時二人の男が現れて彼女に結婚を求めた。一人は人から白痴と呼ばるる公爵ムシュキン、今一人はラゴージン。前者は彼女に対する同情から、後者は彼女に対する野獣的な愛から。一方アグラヤの心はガニアを離れて公爵を求めた。公爵も心惹かれた。此等の渦巻の中に哀れにもナスタシアはラゴージンの刃に身を落とす。公爵の救いも効なく…。

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