祖国は誰のものぞ

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解説

第二次大戦中、平和を愛するナポリ市民が、ドイツ占領軍に対し町ぐるみ市街戦を展開したというイタリア・レジスタンス映画。オリジナル・ストーリーは「ビアンカ」のヴァスコ・プラトリーニ、「潜行突撃隊」のパスクァーレ・フェスタ・カンパニーレとマッシモ・フランシオーサ、ナンニ・ロイの四人が担当し、カルロ・ベルナーリと前記カンパニーレ、フランチオサ、ロイが脚色した。監督はナンニ・ロイ、撮影は「豊かなる成熟」のマルチェロ・ガッティ、音楽は「ローマの恋」のカルロ・ルスティケリ。出演者は「ロード島の要塞」のレア・マッサリ、「橋からの眺め」のジャン・ソレル、「鞄を持った女」のジャン・マリア・ヴォロンテ、レジーナ・ビアンキなど。製作はゴッフレード・ロンバルド。黒白・メトロスコープ。

1962年製作/124分/イタリア
原題:The Four Days of Naples Le Quqattro Giornate di Napoli
配給:MGM

ストーリー

1943年、第二次世界大戦最中のイタリア。その頃、イタリアではナチス・ドイツと団結したムッソリーニ政権が没落し、戦い疲れた国民は新政府の和平への努力に明るい希望をたくしていた。空襲解除のサイレンが響いて間もなく、街頭のスピーカーは、新政府が連合軍総司令官アイゼンハワーと休戦を約したとの特別ニュースを伝えた。ナポリ市民は喜びにわき返った。が、連合軍をこのナポリで迎えうつ計画のドイツ軍は、ただちにナポリ市掌握の実力行使に移った。市民の武器所持は禁止され、海岸線三十メートル内の家屋は立ちのきを強制された。また十七歳から三十三歳までの男子は強制労働に付されることになった。ドイツ軍は市内を駆けまわる男たちを狩り集めたが、これがナポリ市民の激怒をかきたてる結果になった。数名の男たちは狩りたてられて行く途中、武器を手に入れ反撃に転じ、ドイツ兵五名を倒したが二人が死んでいった。ドイツ軍は五人の犠牲を十倍にして返そうとした。狩り集めた男たちの中から五十人を引き抜いて、競技場で見せしめの処刑に付そうとした時、一人寄り、二人寄りして集ったパルチザンのグループが、ドイツ兵に対し一斉射撃を浴びせた。これが口火となり、市街戦が勃発した。若者はもちろん、老人も女も、子供たちまでが、こぞってゲリラ戦列に加わっていった。それこそ文字通り町ぐるみのレジスタンス運動だった。完全装備のドイツ軍は手をやき、ついに十月一日ナポリから撤退して行った。ナポリ市民は、澄んだ栄光の鐘が鳴り渡る中に、過去四日間の悪夢の思い出と、みずからかち取った平和への喜びを噛みしめるのだった。

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スタッフ・キャスト

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受賞歴

第35回 アカデミー賞(1963年)

ノミネート

外国語映画賞  
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