わらの女

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解説

カトリーヌ・アルレーの同名小説を、スタンリー・マンとロバート・マラーが脚色、「紳士同盟」のバジル・ディアデンが演出した推理ドラマ。撮影は、「マダムと泥棒」のオットー・ヘラー、音楽はミューア・マシーソンが担当した。製作は「紳士同盟」のマイケル・レルフ。出演は「007」シリーズの、ショーン・コネリー、「9月になれば」のジーナ・ロロブリジーダ、「栄光への脱出」のラルフ・リチャードソン、ほかに、アレクサンダー・ノックス、ジョニー・セッカなど。

1964年製作/イギリス
原題:Woman of Straw

ストーリー

車椅子にたよる老人チャールズ(ラルフ・リチャードソン)は巨額の富を持つ大実業家。一方、彼の秘書をつとめるアンソニー(ショーン・コネリー)はチャールズの甥であり、義理の息子でもあった。当然アンソニーはチャールズの唯一の財産継承者のはずだった。しかし、チャールズは、アンソニーには2万ポンド残しただけで、財産はすべて慈善事業に寄附すると遺言状にかいていた。そんなとき付き添いの看護婦マリア(ジーナ・ロロブリジーダ)がやってきた。気位の高い女、マリアをはじめけむたく思っていたチャールズだが、その率直さと美貌はしだいにチャールズにとって、かけがえのないものになっていた。アンソニーは、そんなマリアの気位の高さと野心を利用して、言葉たくみにマリアを口説いた。チャールズにとりいり結婚して、遺言状を書きなおさせようというのだ。むろん、そのあとには、アンソニーとマリアの甘い生活が待っている。計画は着々と進み、2人は結婚した。遺言状もマリア名義に書き直された。チャールズとマリアはアンソニーをともなって、遺言状の登記をするために船でロンドンに向かった。が、途中でチャールズは死んだ。アンソニーの提案で、登記を完了するためチャールズの死を隠してロンドンに着いた。アンソニーは登記のためその場でマリアと別れた。マリアは死んだチャールズと共に邸でアンソニーを待った。が、チャールズの様子に不審を感じた召使いの密告で、刑事が邸に潜入しチャールズの死体はあばかれた。その場にいたマリアは殺人の容疑で逮捕された。帰ってきたアンソニーの証言も、マリアに不利になる一方であった。この事件、実は、アンソニーによってたくみに仕組まれた完全犯罪だったのだ。が、チャールズ付きの召使いの証言が、これをうちくだいた。召使いは、船でチャールズが死んでいたことを証言し、チャールズの部屋から、アンソニーが犯人とわかる声を吹きこまれたテープを提出した。

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映画レビュー

3.0ショーン・コネリーの珍しい役柄

Gustavさん
2020年4月18日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル、TV地上波

1970年初期と記憶するが、淀川さんの日曜洋画劇場で放送され、視聴者のリクエストに応えて再放送したのが、当時珍しかった。まだ録画デッキが普及する前の鑑賞機会に制約のあった時代の話。再見して推理映画の面白さは変わらなかったが、バジル・デアデン監督の演出に感心するところは無かった。カトリーヌ・アルレーの原作は有名で今でも読まれているようで、これはその評価を高める作品にはなっていないようだ。しかし、007時代のショーン・コネリーの悪役の演技が観られること、36歳頃のジーナ・ロロブリジーダの妙齢の女性美も拝見できて、けして駄作ではない。「落ちた偶像」「女相続人」の名優ラルフ・リチャードソンの渋い演技と併せ、俳優の魅力が何よりの映画である。

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Gustav
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