風もひとりぼっち

劇場公開日

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解説

「男と女(1966)」「パリのめぐり逢い」のクロード・ルルーシュ監督がプロダクションを結成し、プロデューサーとして製作した第一作。セルジュ・ガンズとジョゼ・バレラの脚本を、俳優出身のジョゼ・バレラが監督した。撮影はパトリス・プージェ、音楽はアンリ・ブータンが担当している。出演はジャン・ピエール・カルフォン、新進のアドリアーナ・ボグダン、チリステア・アブラムなど。なお、この作品はイエール青春映画祭で六七年度グランプリを得ている。

1967年製作/フランス
原題:Mamaia
配給:ヘラルド

ストーリー

ルーマニアの首都ブカレスト。女子学生ナナ(A・ボグダン)と婚約者スティファン(C・アブラム)は、スティファンの実家に向けて車を走らせた。明日は二人の結婚式である。が、ナナはなぜか不機嫌だった。途中ナナは、ママイヤの美容院に寄りたいと強情にいいはり、一人で車を下りてしまった。ママイア行きのバスをまつナナの前にフランスのグループ・サウンズ《レ・ジェット》の四人があわられた。彼らの陽気さが気に入ったナナは、ママイヤまで彼らの車に同乗することになった。その車を運転していたのは、バルタザール(J・P・カルフォン)というニヒルな風貌をした青年だった。途中、海辺でさわいだりしながら一行はママイヤに着いた。ナナは、《レ・ジェット》の連中と一緒にいながら、いつも一人で本を読んいるバルタザールに興味をもった。ナナが帰ることになり途中までバルタザールが送ることになった。が、その途中でバルタザールは不意に車をUターンさせ、もとの道をひきかえした。クラブで、砂浜で二人はとりとめのないおしゃべりをしたが、ナナは今まで一度も経験したことのない情熱が自分を包むのを感じた。スティファンにはわからないナナのいらだちをバルタザールはわかってくれるとナナは思った。バルタザールはナナを理解した。が、彼はそれを受け入れようとはしなかった。二人は出会い、心を動かしあい、それで別れてしまうような出会いを、互に持ったにすぎなかったのかも知れない。翌日バルタザールはナナを送った。バルタザールと別れたナナは、スティファンのもとに帰った。結婚式は次の週の土曜日に延期された。ナナにとって、その日は、おそらく何の意味もない日々のはじまりになるであろう。

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