戦場の7人

劇場公開日:

解説

ウィリス・ホールの戯曲を「文なし横丁の人々」のウォルフ・マンコウィッツが脚色、「ダンケルク」のレスリー・ノーマンが監督した戦争ドラマ。撮影は、「サミー南へ行く」のアーウィン・ヒリヤー、音楽は「星空」のスタンリー・ブラックが担当した。出演は「ナポレオン・ソロ」のデイヴィッド・マッカラム、「史上最大の作戦」のリチャード・トッド、「人間の絆」のローレンス・ハーヴェイ、「赤い砂漠」のリチャード・ハリス、「予期せぬ出来事」のロナルド・フレイザー、ほかにジョン・マイロン、ジョン・リース、ケンジ・タカキなど。

1960年製作/イギリス
原題または英題:The Long and the Short and the Tall
配給:NIC
劇場公開日:1966年3月29日

ストーリー

第二次大戦中、英軍兵士にとって太平洋戦線のジャングル地帯は地獄のような戦場だった。敵軍を迷わすための音響作戦に従軍していた七人のパトロール隊、隊長のミッチェム軍曹(R・トッド)、ジョンストン伍長(R・ハリス)、マクレイシュ上等兵(R・フレーザー)、通信担当のウィテカー一等兵(D・マッカラム)、そしてスミス一等兵とエバンス一等兵らは、味方の苦戦の中に、荒んだ感情の中でチーム・ワークを乱し勝ちだった。ある日、日本の斥侯兵を捕らえた。連中にくすぶっていた日本兵への憎しみが爆発、殺すことを主張したがミッチェムがそれを押えた。バンフォース一等兵がその日本兵の監視に当ることになり、いつの間にか二人に奇妙な友清が」芽生えた。偵察に出たスミスとマクレイシュは、日本軍の分隊と出会い、その中の一人を殺して逃げ帰った。情勢は急迫、ミッチェムはやがて捕虜を殺さねばと心に決めた。そんなある日無電機から日本語が流れてきた。「英軍パトロール隊は完全に包囲されている。降服しなければ攻撃を開始する」というものだったが、捕虜兵がなんとかその意味を伝えようと猛烈に叫ぶが、それは彼の狂態としか思えず、おびえたウィテカーが彼を射殺した。日本軍の激烈な射撃が来た。ひとり倒れ、ふたり倒れ……生き残ったジョンストンとウィテカーは白旗を振った。日本兵たちはウィテカーの持っていた、例の日本兵の水筒を見て、日本兵の死体から奪ったのだろう、と罵った。誤解の悪循環が始まった。戦争と敵対の原因となる、あの誤解が……。所せん、戦争に誤解以外の理由が存在するだろうか。

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