O・S・S・117

劇場公開日:

解説

ジャン・ブリュースの原作『O・S・S・117コルシカに行く』をアンドレ・ユヌベル、ピエール・フーコー、レイモン・ボレル、リシャール・カロン、パトリス・ロンダールが共同で脚色、「城塞の決斗」のアンドレ・ユヌベルが演出したアクション・ドラマ。撮影はダニエル・ディオ、音楽は「地下室のメロディー」のミシェル・マーニュが担当した。出演は「惨殺!」のカーウィン・マシューズ、「史上最大の作戦」のイリーナ・デミック、ほかにナディア・サンデル、ジャック・アルダンなど。製作はポール・カデアック。黒白・メトロスコープ、一九六四年作品。

1964年製作/フランス・イタリア合作
原題または英題:O.S.S.117
配給:MGM
劇場公開日:1964年12月5日

ストーリー

米中央情報局員のルース(ジャック・アルダン)は地中海のある洞窟に出かけたまま、行方不明になった。そこには社会平和の破壊を企む地下組織があり、海底にはレーダー網を張りめぐらして何者も接近させなかった。軍事探偵、O・S・S・117のユベール(カーウィン・マシューズ)が捜査に乗りだした。ルースと同行し、彼を殺した潜水夫ルノットは警察にはうまく証言して釈放されたが、彼の口から秘密の漏れるのを恐れる仲間から狙われていた。ルノットは彼に同行した女ブリジダ(ナディア・サンデル)と共に、海上に逃れた。それを知ったユベールは小型機で追跡、興味を抱くようになったブリジダの監視をし続けたことから、数名の男が浮かび上がった。ルノットは彼等の一人に殺された。ある日、ユベールはブリジダと一緒に例の洞窟に潜った。探険中、アクアラングをつけた二人はもりや短剣で襲われたが、何とか彼等を制した。その夜、彼女と共にしていると二人の刑事が現われ、ユベールが連行された。その後を一台の車が追って来たが、これはみな、探偵の演出だった。しばらくして、ブリジダはホテルを出た。ユベールと探偵フォレスチエを乗せた車が、ずうっとブリジダを追っていたが、やがて山陰の一軒家に消えた。二人は屋敷内に潜んだ。屋内ではブリジダが死にさらされていた。彼女がユベールに付きまとわれているので消そうと考えたのだ。ユベールがその場に躍り込み、殺し屋を制して彼女の急を救ったかに見えたがボスの女クリメ(イリーナ・デミック)のため、ブリジダと一緒に捕えられた。だが苦心の末二人は脱出に成功、フォレスチエの援護で逃れた。秘密をあばかれた一味は根城を自ら爆破、運命を共にした。

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