戦艦デファイアント号の反乱

劇場公開日:

解説

海洋小説家フランク・ティズリーの小説『反乱』の映画化。ナイジェル・ニールとエドモンド・H・ノースが脚色、「ビスマルク号を撃沈せよ!」のルイス・ギルバートが監督した。撮影はクリストファー・チャリス、音楽はクリフトン・パーカー。出演は「ハバナの男」のアレック・ギネス。「ナバロンの要塞」のアンソニー・クェイル、「黒い狼」のダーク・ボガードなど。製作はジョン・ブラボーン。

1962年製作/イギリス
原題または英題:Damn The Defiant!
配給:コロムビア
劇場公開日:1962年9月22日

ストーリー

英国の不沈戦艦デファイアント号の艦長クローフォード海軍大佐(アレック・ギネス)は厳格だが、経験豊かで部下には理解ある軍人だった。将校を除く乗組員の待遇はひどく、欠員補充には港町で男達を強制的に連れ去るのだった。最悪の場合、反乱が起きるかも知れない情勢だった。クローフォード大佐はジャクソン提督に善処を願い出た。事実、水兵達は積極的な行動に移ろうとしていた。水兵ヴィザード(アンソニー・クェイル)とエヴァンスは他の艦の水兵達と秘密会議を開き、海峡艦隊全艦の反乱を決議したがデファイアント号がその夜コルシカへ向わねばならなかったので、地中海の別動艦隊に反乱を起させる指示を与えられた。出艦直後艦長は副艦長スコット海軍大尉(ダーク・ボガード)に補充水兵の資格をただすと大尉は全員の前で艦長に反抗し、以前から険悪だった二人の対立は深まった。ヴィサード達は副艦長の苛酷さのために全員の心を掴んだ。コルシカに着いたデファイアント号は予期に反して敵の掌中にあった。艦長にあてた提督の極秘指令によればイタリアから英国に向う輸送船の護衛が特別任務だった。大尉は安全なジブラルタルへの避難を主張し艦長と対立した。その途中でデファイアント号はフランス艦と遭遇、大尉の働きで勝利を収めた。輸送船との出合地点では目的の船は見当らず引き返す途中敵の武装商船と出逢って再び戦闘の火ぶたを切った。その時の負傷で艦長は片腕切断し、大尉が艦を指揮した。遂に反乱が起った。艦長はヴィサードに艦をロックフォート基地に進めるよう説得した。反乱に不利だと知りながら大佐の祖国を想う心に動かされたヴィサードは同意した。基地に帰港した全艦隊の反乱は成功に終ったが、大尉に痛められたエヴァンスは彼を刺し殺した。その時敵の火船が突如姿を現わし碇泊中の旗艦目がけて直進してきた。それを防げるのはデファイアント号しかない。艦の勇敢な働きで英国艦隊は立ち直り攻勢に転じた。戦いは終り大佐は瀕死のヴィサードを抱き起した。「この艦にはもう反乱を起す者はありません、艦をお返しします」「私はこの艦には初めから反乱はなかったと思っている」ヴィサードはかすかに笑ったようだった。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

映画レビュー

4.0帆船の海戦

2018年2月12日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

怖い

興奮

ナポレオン率いるフランスと戦うイギリス海軍、不足している水平は強制徴募という無茶な時代。 戦艦デファイアント号の艦長(アレック・ギネス)は息子を見習いとして載せる。 将校の中に政治力を使う残虐な男(ダーク・ボガード)がいた。 水平たち(アンソニー・クエイルほか)は耐えられずに反乱を画策するのだが・・・。 帆船の戦いは見ごたえがあり大迫力、CGでは出せないなぁ。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
いやよセブン