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劇場公開日:

解説

ゴリラのようなたくましい体力をもった秘密警察員の活躍を描いたギャング映画。アントワーヌ・ドミニックの原作を監督のボルドリーとドミニックにジャック・ロベールが共同で脚色し、「そこを動くな」のベルナール・ボルドリーが監督した。撮影を「ヘッドライト」のルイ・パージュ、音楽をジョルジュ・ヴァン・パリスが担当。出演は「学生たちの道」のリノ・ヴァンチュラ、「鍵穴」のシャルル・ヴァネル、「スピードに命を賭ける男」のベル・ダルビー、他にピエール・デュクス等。製作ジャン・モテ。

1959年製作/90分/フランス
原題:Le Gorille Vous Salue Bien
配給:映配
劇場公開日:1960年2月16日

ストーリー

刑務所から囚人パケ(リノ・ヴァンチュラ)が、乾分のモリセの手引きで脱走した。彼は怪力の持主で通称“ゴリラ”といわれ、闇ドル買の一味だった。隠れ家に戻ると、手下が殺されていた。犯人は元の仲間カザらしい。パケはカザの親分レオンの誕生祝いの席に乗込んだ。カザは情婦イゾリーヌ(ベラ・ダルビー)にパケを口説けと命じた。彼女はカザを裏切ってモリセのところに走った。カザは警察に包囲され、首領の名ベスロをパケに残して死んだ。実はパケは秘密警察員だった。彼は隊長のバルトミュー元中佐の指揮下、闇ドル売買に乗じて国家機密の盗難を調査していた。ベスロはレッキとした国連駐在の外交官だった。パケは偽情報を持ってベスロの所にいった。が、居合せたレオンにみつかった。急を聞いて同僚のベルチェや妻が救出に駈けつけた。この事件が国際問題になるのを恐れ、警備局からパケを逮捕しろといってきた。バルトミューは二十四時間の猶予をもらい、パケを免職させたことにして、彼に事件の追求を命じた。パケはベスロを操る某国大使に、ベスロに関する情報を売る交渉をした。大使館は証拠イン減をはかった。約束の場所にベスロ、レオンらが向った。その後に、大使館の傭った殺し屋がつづいた。パケはこれを知っていた。部屋にベスロらが入った時、殺し屋の機関銃が火を吐いた。殺し屋はパケに射殺された。応援にきたバルトミューは、パケにしばらく姿を穏していろと命じた。外には愛妻が待っていた。

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